冬がだんだん近づいてきて、寒いのが苦手な私はお布団からすでに出れません。冬はお布団の中で暮らしたい。冬眠したい。そのくらい寒いの苦手なのです。
でも考えて見たら好きな服は全部冬服で、ニットも好きで、ウールも好きで、ブーツも好き。寒くないと楽しめないアイテムだらけでした。温泉もいいよね。 なんてお話をしていた今日この頃。皆様お元気ですか??
ずっと書こう書こうと思ってずっと書けていなかった8月のものがたり食堂『七福神』日本橋のBETTARA STANDさんとのコラボイベントでした。
七福神巡りとしても信仰のある7人の神様の事をこのイベントがなければここまで知らなかったでしょう。
まず日本人は1名のみ。残りの6名は全員外国人です。なんてグローバル!!徐々に調べていくうちに楽しくなるほどでした。
そんな七福神を7品の味わいでご紹介していきます。
鎧を着てる神様です。この神様はヒンドゥー教の神様。『クーベラ』という財宝の神様でした。財宝の神様って人気ありそうですが、かの有名なガネーシャも財宝の神様。ガネーシャの人気には勝てず、ひっそりしていたところで、もともと北の守護神もしていた『クーベラ』は仏教の神様に抜擢され『多聞天』という神様として大ブレイクしました。一度は『夜叉』という言葉を聞いた事があるかと思いますが、その夜叉を支配しているのがこの『多聞天』です。日本へは『毘沙門天』という名の武神として伝わりこのような形で祀られているそうです。
クーベラという名前の意味は『隠れる、隠す』などの意味もあり大切な財宝を隠すという意味が込められています。
『隠れんぼ』はそんな毘沙門天を表した一品。
敷き詰めたゴマの上には馬刺しとレモンを。
インドの神様は何かしらの動物に乗っているのですが、クーベラは馬に乗っているところが多く描かれています。そして、手にしているのはマングーズとレモンだった。。。。
そしてこのゴマの中にはしょっぱいおはぎを忍ばせておきました。
唯一の日本人の神様。恵比寿様。もともとはイザナギとイザナミの子供として生まれましたが3つになっても立たなかった為、船で流されてしまいます。そんな恵比寿様が漂着した海岸では海の神様に違いない!!とされそれ以来、漁業神としても商売繁盛の神様としても信仰されています。
そんな恵比寿様を表現した一品。
カリフラワーのスープにカリカリに焼いたパンには鯛のグリルのマリネ。そして紫蘇のペーストとおかひじきを使いました。
こちらもヒンドゥー教の神様シヴァ神の化神であるマハーカーラという神様。マハーは『大いなる』カーラは『黒い、暗黒』という意味があります。日本に伝わり大地を作った大国主神を習合され大地を司る神として、そして農耕神として信仰されるようになったそうです。いいとこ取りですね。
ブロッコリーのバーニャカウダと野菜エキスたっぷりのスープをご用意しました。
幸福の福、身分をあらわす禄、寿命を表わす寿の三文字からなり、中国、道教の長寿神です。大きなみみたぶを持ち年齢1000歳という長寿の仙人です。
縁起のいい3品で表現しました。
1、根がはることから縁起のいいとされるごぼうを使い、フォアグラ、大根、油揚げで巻いたごぼうの煮物。
2、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってのエビのマリネ。
3、海の中で泳ぐ様子が帆をあげて進む船のように見える事から、未来への明るい兆しとしてのホタテ。北海道産の雲丹と金箔で贅沢なお味に。
牡鹿を連れて歩き、桃や扇子などをもった姿が一般的に知られています。
日本で鹿をいえば???きっと思いつくキーワードの一つに奈良があるかもしれません。実は奈良の春日大社などでは鹿は神使とされていた為、親近感を感じ徐々に広まっていったそうです。寿老人の連れている鹿肉を食べると2000年の長寿を得るとの伝説があります。さらに不老長寿のシンボルの桃をもっている為、長寿の神様とされています。
そんな寿老人を表現した一品。シンプルに味付けした鹿肉と豚ヒレ肉、ソースは桃のコンポートを添えました。
中国の神様。もとい、実在したお坊さんとされておりいつも笑顔を絶やさず人々と接した方だったそうです。放浪の乞食坊主だったとはいえ、お坊さんはお坊さん、どんな物でもお布施として笑顔で受けとり袋に詰め込んでいたそうです。そんな袋は勘忍袋とされています。
そんな布袋様の一品。
お弁当箱にチラシ寿司を詰め込んでお出ししました。雲丹、べったら漬け、いくら、うなぎ、ミョウガ、錦糸玉子、きゅうり、たくさんの具材を詰め込んで(^-^)
こちらはいつも仲良くしてもらっている世界のおやつのパティシエ鈴木文ちゃんにデザートを考えてもらいました。以下の文章は文ちゃんのコメントです。
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ルーツは、インド生まれの「水」を象徴する女神様。
蓮の葉に立つ姿からインスピレーションを受けて、おーきな蓮の葉には、ブルーキュラソーのジュレ。
そして、球体部分はインドの郷土菓子「shrikhand/シュリカンド」をフローズン仕立てに創作しました。
作物を実らせ富をもたらす神様なので、ナッツやフルーツを詰め込みました!
弁舌・音楽・財福・知恵などをつかさどる弁財天…あまりに沢山のグッツを持っているのが印象的だったもんだから…
最後のお土産も忘れてはいけません。こちらのべったらさん。BETTARASTANDのシンボルとなるべったらさんのもっているべったら漬けの大根をクッキーにしました(^-^)味はちゃんとクッキーですよー。
今回のイベントで7人の神様を調べて、ここで全てお伝えできなくて本当に残念なのですが。
神様も結構テキトウで、自分勝手で、結構どうしようもないんだなーと感じました。神様も子供を捨てたりするんです。そう思うと『完璧にならなくていいじゃん。』『テキトーでいいよー』となんだかちょっとダメな自分も好きになれそうな気がしましたw
この様な素晴らしい機会をくださったBETTARA STANDのみなさま、当日のお手伝いから何から何まで本当にありがとうございましたm(_ _)m 30名という初めての大人数のものがたり食堂を経験できた事がこれからの自信にも繋がりそうです。
そしてそして、いつもながら装飾を手伝ってくれた春ちゃん、カメラマンのリッキー、いつも頼ってばかりのコマさん、そして本当はこんな気軽にお願いできない存在のパティシエの文ちゃん、みんなありがとうございました!! いつもこころ強い仲間に支えられているから一人で仕事の時はみんなを思い出すんだよ。
いつも無茶なお願いをしても『いいよー』と了承してくれる素敵キッチンウェアを扱ってる九雲さん。30枚もの高級まな板を貸してくださりありがとうございました!!
そして最後になりましたが当日暑い中、提供が大幅に遅れる中でも親切に見守っててくださったゲストの皆様、ご参加くださり本当にありがとうございました。ゲストの皆様がいて初めてものがたり食堂が完成します。私はただお料理の提供だけです。空間が和み、一体感が生まれるのは素敵なゲストが集まってくれているからだと感じています。 本当にありがとうございました。
協力&場所:BETTARA STAND
パティシエ 鈴木文:旅するパティシエ
装飾 河島春佳:cLifet
まな板:九雲
写真:石倉リッキー
ケータリング&お料理教室のご依頼はこちら!!!
いつもお世話になっているKUMIKI PROJECTの新しい活動の場として『KILTA』がオープンしました。
『暮らしをつくる人になる』
をコンセプトに現場のプロから壁紙貼り、床貼り、家具作りまで住居に関わる基礎から応用までを学べる空間です。『KILTA』はフィンランド語で『職人』を意味してます。近い将来”地域につくる人をふやす”ために3000拠点をつくることを目指すとのこと。全国にある図書館のように”本から得る知識”のようにKILTAでは”体験から自身の力に”なのかもしれませんね。次はどこにできるのかな??と楽しみもありますが実は今クラウドファンディングを行っています。リターンはワークショップを体験できるパスポートや木の可愛らしいピアスに私も個人的に狙ってるエプロンなどあります🎶
壁紙貼ってみたい!! 床貼りってできるの??と少しでも気になった方は是非覗いて観てはいかがでしょうか??
そんなKILTAのオープニングパーティにて有難いことにケータリングをしてきました。
たくさんの方々に見守られながらの準備は緊張しますが、良い刺激となっていつも通りのコーディネイトができましたよ。
テーブルのイメージは『KILTA』とフィンランド語を使っていることもあり、先日の『美味しい二人展』というイベントに少し寄せたコーディネイトにしました。そしてみずきちゃんにもお手伝いしてもらいました!!売れっ子の彼女に来てもらえるなんて贅沢です!!
~MENU~
・鹿肉ハム
・野菜の重ね焼き
・キューブサラダ
・サーモンのおにぎり
・鶏肉とクリームキノコソース
・ベリーのスープ
・シナモンロール
久しぶりのブログです。
3月のものがたり食堂『おやゆび姫』のレポートもしてないのに『美女と野獣』のレポートです。
実はいろいろあり写真がなく(涙)京都での開催もあるのでその時にしっかり写真を撮ってもらいます!!
では先日のものがたり食堂『美女と野獣』のお料理のご紹介です(^-^)
きっとこの作品イメージは『黄色のドレス』『ミュージカル』『喋るポットや時計』でしょうか?
でも原作はベルがどんな衣装を着ているかも書いてなければ、ダンスシーンもなければ、喋るポットも出てきません。原作は1740年ヴィルヌーヴ夫人が書いたのが最初と言われていますが、1757年にそれを短縮して出版されたボーモン夫人の作品が広く知られるようになったそうです。(参考Wikipedia)
この短縮されたたった25ページの物語からディズニーはあんなにも有名にそしてベルを大人気のプリンセスにしたのって本当にすごい。ほとんどがディズニーのオリジナルなんですもん!!
今回はそんなディズニー色は少し控えめに原作を伝えつつお料理を提供していきました。
ベルはとても裕福な商人の家庭で育った三兄弟三姉妹の末娘でした。
とても綺麗な娘たちでしたが中でもベルは人が感嘆するほど美しくベル『美女』と呼ばれるようになったそうです。ある日、商人の船は嵐にあい、一瞬にして財産を失ってしまいました。。。。
そんなベルのエピソードを伝える為の一品。
ほんの少しだけボイルしたホタテとバジルとトマトの香りのジュレ、生でも食べれるスナップエンドウの実、いくらとナスタチュームの葉を添えました。ホタテの甘みとバジルとトマトの爽やかさをお届けしました。
ベルのお父さんが野獣の城に入りテーブルに置かれていたご馳走に我慢できずに食べてしまうシーンです。
ディズニーではお父さんが食べるシーンよりもベルが愉快なディナーミュージカルを交えたて楽しむシーンが印象的でしょうか。
全粒粉のクレープに包まれているのはベーコン、サルシッチャ、玉ねぎ、卵をバルサミコソースで和えたものを。そして周りには紅水菜と卵の黄身でトッピングしました。ドレッシングはホワイトバルサミコベースでラズベリーとカシスを加えました。
よくビストロにあるサラダグルマンドをものがたり食堂風にしたものです。
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心の持ち主ベルを表現したスープです。
泡の部分はコンソメにパプリカの香りをプラス、泡の下にはエビのスープビスク。
エディブルフラワーとマージョラムを散らしてフレッシュ感を出しました。
こちらは野獣を表したものです。
実は心優しい野獣。そんな彼をドライローズをしきつめたジュエリーケースに閉じ込めました。
パイ生地にポルチーニ茸、クリームチーズを詰めました。クリームを絞ったあとに細かく刻んだかぼちゃの種をトッピングしました。
説明不要の名シーンですね。
牛肉で生ハムとサージを挟んで巻き焼いたもの。こちらイタリア料理のsaltimbocca(サルティンボッカ)というお料理、サルティンは『飛び跳ねる』という意味。ボッカは『口』という意味です。ダンスシーンでは優雅に踊って魅せます。二人の心はきっと飛び跳ねるようにドキドキしていた事でしょう。
ソースはポルチーニ茸の出汁、マルサラ酒、などなどたくさんの味を閉じ込めています。
美女と野獣と言えば『薔薇』ですね。
原作には最後のひとひらは出てこないのですが、一本の薔薇からストーリーは展開していきます。薔薇がなければベルと野獣は出会う事なく、野獣はずっと野獣のままだったでしょうね。
砕いたクッキーにアールグレイのパンナコッタ、ラズベリーとローズのジェラート、ラズベリーのマカロン、エディブルローズの贅沢なデザートです。
原作を読む為に買ったこちらの本ですが、美女と野獣以外にも素敵なお話がたくさんあります。でもどれも『嫉妬』『恨み』『わがまま』を持つといい事はないですよ。と人生の助言のようなお話が多かったように思えます。この時代のフランス人はそういう人が多かったのでしょうかね??そういったところを考えるのも面白さの一つだったと思います。
そしておやゆび姫からテーブルコーディネイトをお願いしているハルカさん。
私の思いを表現してくれるとっても信頼できるフラワーアーティストです。実は今回は2回目だったのですが、前回と全く違うテイストにも対応してくださって本当に感動しました!!cLiftというユニットでワークショップなどをたくさん行っています!!ご興味のある方は是非お問い合わせください(^-^)
そして今回のお土産は最初にメニューが入っていた瓶にドライローズと薔薇の花びらを表現した和菓子、雲平を中に詰めました。デザートのパンナコッタで使ったアールグレイの茶葉も一緒にお土産にしました。そんまま食べてもいいですが、紅茶と一緒に食べても、ドライローズを紅茶に入れてもいいですね(^-^)
最後まで読んでくださりありがとうございました(^-^)
先日、光栄にもサイボウズ様とパナソニック様の会食のディナーを担当してまいりました。
こんな私にもこんなチャンスがあるなんて!!夢にも思ってませんでした。
緊張しながらオフィスに向かいましたが、辿り着くまでのセキュリテーが凄すぎて、さすがのIT会社ですね。着くまでにアミューズメントパークのような感覚で、ちょっと楽しかったですw
さて、こんなお話はさておき。お出ししたメニューのご紹介です。
〜MENU〜
新しい香りのフロマージュ
HANA 箱
口どけバター 苦味と酸味
黄色いプールと香りの女王
山と森と海と
森の宝石との出会い
雪解け、春の訪れ
ものがたり食堂ではなかったのですが、いつも通り少し何が出てくるか考えてもらえるようなメニューにしました。
新鮮なフロマージュブランに菜の花のカラスミ和え、そして、芽キャベツとディルの白ワインビネガーマリネ、そして、最後にカラスミを。
新しい香りとは『お新香』の事、『香の物』と言われた発酵食品と西洋の発酵食品組み合わせてみました。
有機野菜をたっぷりとジュエリーケースのなかに閉じ込めたサラダです。
ドレッシングは日向夏ときんかんを使った柑橘さっぱりしたものを。
こちらは前回のものがたり食堂の『雪の女王』でお出しした時に好評だったもの。
フォアグラにマンゴーそして、カカオニブのトッピング。
こちらはサフランとポルチーニ茸を使ったリゾット。
サフランは最も高価なスパイスとして知られていますが、ここに別名香りの女王のポルチーニ茸を使った贅沢な一品です。もちろんたっぷりのパルミジャーノ レッジャーノを使いました。36ヶ月熟成!!
名前の通り山と森と海の食材を使いました。
メカジキの生ハム巻き、天然の車海老のグリル、ロマネスコのマリネ、ハーブのソースと北海道産ウニのソース。
シャラン産の鴨ロースト、マッシュポテトは黒トリフをたっぷりにラズベリーのソース。
目にはあまり見えませんが白トリフのオイルも贅沢に使いました(^-^)
森の宝石と言われるトリフ。黒、白と両方楽しめる一品になりました🎶
ホワイトチョコの上には杏子のガナッシュを挟んだマカロン。
こんな風にコンコンとホワイトチョコを割って中に落としてもらい、様々な食感を楽しんでもらえるようにしました。中には、パッションフルーツ、レモンカード、ヨーグルトのムース、ビスケット。
どんなお食事会だったかは内緒ですが、楽しんでいただけたようで、ホッとしましたw
いつも美味しいお料理をたくさん食べている方々なのでどうなることやらと心配でしたが、なんとか無事にデザートまでお出しすることができました(^-^)
サイボウズの青野様、パナソニックの津賀様をはじめとする皆様本当にありがとうございました(^-^)
そして、こんなチャンスをくれたKitchHikeさん毎度ながら沢山のご縁をありがとうございました!!
最後はお願いして写真撮影〜🎶
ちゃっかり真ん中に入れてもらいましたm(_ _)m
サイボウズさんのオフィスは入った瞬間からすごーく親近感の湧くスペースになってました。
お子様同伴での出勤もしているそうで、すごい会社ですよね!!さらに副業も推薦していると。最近は増えてきているそうですが、『100人いたら100通りの働き方』という新しいワークスタイルの試みもあるそうなんです。こちら読んで、コックさんじゃなかったらここで働きなかったと思いました🎶そのくらい魅力的な会社でした。今度はゆっくりオフィス見学に行きたいくらいですwだって、見てください。ぬいぐるみにまで、ちゃんと名前があって、社員番号も付いているそうですよ!!いいなーこの羊さん。就活生たちに嫉妬されるぞ。
最後にお土産として、こんなものをいただきました。
オリジナルのパックw
本日はこれをつけてゆっくり寝たいと思います♡
サイボウズさん、最後まで本当にありがとうございました!!
東京以外ではじめて開催するものがたり食堂は大好きな場所宮島でした。
なんだかご縁をとても感じる素敵なところなので、ここ数年は一年に一度訪れています。
『小さな王子さま』は東京でも開催したテーマでもありました。
メニューはほとんど同じだったのですが、品数を一品増やし、そして京都から素敵なバーテンダーをお呼びしてストーリーとのペアリングをして頂きました。開催場所がゲストハウスということもあり、宿泊もセットにしました。帰りの心配もなくゆっくりとお酒が楽しめるようにと。
実は今回集客が本当に心配で、広島に知り合いもいなければ、伝もない。本当に不安な状態での予約開始となりました。まずなぜ広島開催ができたのか。
去年アシスタントを募集していたのですが、一人の女の子と面談をしました。『作ってみたい料理ありますか??』『得意なことはなんですか??』とまぁありふれたお話をしていたのです。最後に『やりたいことありますか??』との質問に彼女は
正直ですよ。正直。内心『何言ってるんだよ』と思いましたw『やってみたい』じゃなくてお誘いやんw
集客はどうするの??簡単に言ってるけど。この娘は何を言っているんだかw
『まぁできたらいいですよねー』と期待せずに返事をしたのです。だって今までも地方開催のお話は沢山あったからです。でもやっぱり値段や費用や慣れない場所で〜〜〜とかなんとかかんとかで残念ながら諦めてきたのです。だから今回も期待はしない。そう思ってました。でもこの娘、以後アミーゴといいましょー。アミーゴの行動力とスピード感、なによりも『たのしみましょーーーー!!!(エイエイオーーー!!)』という気持ちで宮島開催は決まったのです。
私『集客どうするの??』
アミーゴ『どうにかします!!』
私『誰もこないかも??』
アミーゴ『絶対大丈夫ですよー(ちょー笑顔)』
私『・・・・・・・・』
いろいろと不安もありましたが、アミーゴや鹿庭荘さんや沢山の方々のお陰で満席となりさらにキャンセル待ちをいう本当に有難い状況にまでなりました。
無事に開催できたのもゲストをはじめ、鹿庭荘さんそしてアミーゴのお陰なのです。不安そうにしててもいつも笑顔で励ましてくれたり、買い出しの時は探しているものが中々見つからなくていろんなところに電話をしたり、重い荷物を沢山持ってくれたり。そして、今回のイベントの為にコーヒーを勉強してくれたのです。コーヒーがわからない私に代わっていろいろと味見をしてくれたり、ロースターさんから教わった淹れ方を練習したり、さらに見えないところでの努力があったのでしょう。本当に美味しいコーヒーを淹れてくれました。
彼女なしではイベントの開催はなかったですし。来てくださったゲストの笑顔も見れなかったでしょう。そして素敵なゲストハウス鹿庭荘を知ることができて、素敵なオーナー夫婦に出会い、京都nokishita711のセキネさんともコラボの夢も実現し、安定のリッキーカメラマンは東京から参戦!!気になっていた広島のパティシエ、ユーイチさんにも会えて、ジャム作りが趣味であだ名がジャムおの佐藤さんのジャムを使っての朝食と、本当に盛りだくさんの宮島開催になりました。
今だから言えますが、本当に本当にほんとうーーーーーーーに不安で不安で吐き気がしました。でも楽しまないとね!という気持ちと失敗したくない気持ちと、念願の地方開催なのに心に余裕がない。そんな自分めっちゃちっちぇーーーーーーー!!と。凹んだものです。
でも
振り返ってみると最高のチームで最高の空間を作れたと思ってます。大変だったけどまたこのメンバーでやりたいな。そう思ったのです。
王子さまの星には王子さまが大事に大事にしているバラがありました。
バラは自分の美しさを鼻にかけて、王子さまを苦しめ始めました。
嘘をついたり、強がったりと。
とうとう嫌気がさした王子さまはバラを置き去りにして旅に出かける事にしました。
ポレンタとフレッシュトマトソース ミモレット 温野菜
パトゥルジャン・イマム・バユルドゥというお坊さんが気絶したという意味のトルコ料理。みずみずしいナスに炒めた玉ねぎとトマトを詰めた冷たいお料理。ここにソースとして、ひよこ豆のペースト、フムスを一緒に召し上がってもらえるようなラップサンドにしました。
王子さまが6番目の星で出会った地理学者の勧めでやってきた地球。王子さまとぼくが出会い、ぼくに出会うまでの素敵な話をしてくれますが、ぼくは故障した飛行機をサハラ砂漠で一週間分の飲み水があるかないかという生きるか死ぬかの状態でした。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ…….」
果てしない砂漠の中で見つけた井戸のようにみずみずしいナスを使った料理。
ダチョウのたたき いちごとキウイディルのソース
宮島編での特別メニューです。
テーブルの真ん中に最初からディスプレイとして飾っていたチョコレートケーキをデザートとしてお出しました。
井戸を見つけて最後には自分の星に帰っていく王子さま。
王子さまが心配していたのは、バオバブの木の芽。たくさんありすぎて、大きくなって王子さまの星を破裂させてしまうのです。
きっと王子さまが留守にしている間に王子さまの星にはバオバブの木の芽が出てしまっているかもしれない。いくら小さな星といえ王子さまはバラと仲直りして、お世話をしなくてないけませんし、火山の周りもお掃除しなくてないけませんし。大忙しの王子さまですから、今回お越しくださったみなさまには、そんな困ったバオバブの木の芽を美味しく召し上がってもらいました。
チョコレートアイスが入ったお皿をお渡ししてそれからそれぞれスコップで、バオバブの木の芽を掘るイメージでザクザクのグラノーラも一緒に盛ってもらいました!
ディナーのあとはみんなで夜の宮島散歩へ
伊都岐珈琲 http://itsuki-miyajima.com/
nokishita711 https://www.nokishita.net/
you-ichi http://www.you-ichi.com/
誰が決めたかチョコレートで愛を伝えるとかなんとかかんとか。
私たちは誰が決めたかわからない行事にのせられているのですが、楽しいからいいと思ってます。
クリスマスの本当の意味!!かと。
ハロウィンってなんだか知ってる??とか。
ホワイトデーなんて日本だけ!!とか。
いろいろあるとは思いますが、意味は知らなくても楽しくてウキウキ楽しい事でいい気がします。
気になったら調べればいいし。今はグーグル先生がなんでも教えてくれますからね。
日本人は忙しく休みがない!!とか外国から言われているけど、たくさんの事を取り入れて忙しくなってる気がしました。(でも多分私の職業柄&私の勝手な思いです)
日本独自の行事。お正月から始まり新年会、節分、ひな祭り、こどもの日、お盆、十五夜、忘年会。
歳によってのイベント、お宮参り、七五三、成人式(最近ではハーフ成人式)結婚式。
ハロウィン、クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデー、イースター(最近取り入れ始めましたね)
これに加え、誕生日、母の日、父の日、敬老の日、結婚記念日とかとかとかとか!!地域によってお祭りもあるので、数えたらきりがない!!
こんなにイベントたくさんあったら忙しいですよね。仕事しながらちゃんと行事ごとを大切にするって楽しい民族です。
ある宗教学の先生が言ってました。
日本人は生まれた時は『神道』結婚式は『キリスト教』死ぬ時は『仏教』とするのが大半で、世界的にもとても珍しい民族です。
そんなこんなですが、バレンタインデーに向けてオススメのレシピを公開します(^-^)
誰でも簡単に作れると思われるパスタ。
得意料理は??と聞かれてみなさんなんて答えますか??
私はきっと味噌汁って言います。サラダとも言うかもしれません。
イタリア料理店で働いて、イタリアに勉強に行って。となるとパスタが得意と思われがちなのですが。
一番苦手なお料理です。
私の師匠(日本人)はいつも言ってました。
『パスタの麺だけ食べて、材料全ても味がするように作りなさい』と
師匠は麺だけ食べて食材の味がわかるパスタがおいしいと教えてくれました。師匠のパスタはこの世で一番おいしいパスタ!!後にも先にも彼以上おいしいパスタを作れる人はいないと思ってます。(大袈裟じゃなくて本当に)
イタリアンのコースではメインに匹敵するくらいのポジション!!麺が伸びてしまうので、時間との勝負!!盛り付けにチンタラしてたら麺はどんどん伸びる!!盛り付けて、お客様の席にお皿が運ばれて一口入るまでも麺の状態は変わっていくので、最後まで計算されているんです。(私がここまでできてるかは正直自信ないです)
一番難しくて苦手!!でもコツはあります!!このレシピの内容だけではないけど、参考になればと思って一番ベーシックなオイルパスタのレシピを書きました。ぜひお試しください🎶