『嫌い』から『苦手』になった言葉
2016年10月15日 1:17 AM / すべてのBlog

インタビューを受けた。なんでもない事はペラペラと口から溢れ落ちるのに、こう『さわのめぐみ』について聞かれると正直よく分からなくなる。
思い出せないことだったり、懐かしい想いに浸ったり。
思い出したくなかった事まで振り返ったりと。
頭の中のフィルムをくるくると巻き戻す行為は、おっかないのである。
そのインタビューの中でずっと「恥ずかしい」「言ってはいけない」と付箋を貼っていた部分をポロっと話してしまった。というよりも、自然と話している私がいた。
『言葉が嫌い』
そんな事を言ったのです。
言葉は暴力的で、決してポジティブな物だけで構成されていない。
言葉に込められた感情を読み取るのも怖かった。
イタリアに留学をした最初の半年くらいまでは慣れない生活の中でも心地良さを感じてた。
100%言葉を理解出来ないから、何も気にせずに楽しんでいたのを覚えている。
たぶん私の事を話してる。でもよく分からないからいいや…
でも、半年、一年、また半年、二年になる頃には、言葉が分かる故の苦しさを感じるようになっていた。
子供の頃、大人たちの話してる事が分からない事が多かったけど、やっぱり分からないから、気にせずに遊んでいたのを思い出した。
『言葉が嫌い』と発したのはたぶん受け止めれるようになったから。
『言葉が苦手』くらいになったのかもしれない。
あ、とくに落ち込んでる訳でありませんので(笑)こうやって過去を思い出す時間が最近なかったから書いてみただけです♫
インタビューの時間に感謝しつつ、おやすみやさい。
寒川さんありがとうございました。
投稿者プロフィール

- フードディレクター
-
2年間イタリアへ修行、帰国後、イタリア料理という枠から飛び出し様々な料理を楽しんでもらえるようお店を持たず、ケータリングという形で料理を提供している。
ケータリングや『ものがたり食堂』を中心に活動。『持たない暮らしの簡単つくりおきレシピ』監修
『新刊わかったさんシリーズ』レシピ監修。
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