久しぶりのブログです。
3月のものがたり食堂『おやゆび姫』のレポートもしてないのに『美女と野獣』のレポートです。
実はいろいろあり写真がなく(涙)京都での開催もあるのでその時にしっかり写真を撮ってもらいます!!
では先日のものがたり食堂『美女と野獣』のお料理のご紹介です(^-^)
きっとこの作品イメージは『黄色のドレス』『ミュージカル』『喋るポットや時計』でしょうか?
でも原作はベルがどんな衣装を着ているかも書いてなければ、ダンスシーンもなければ、喋るポットも出てきません。原作は1740年ヴィルヌーヴ夫人が書いたのが最初と言われていますが、1757年にそれを短縮して出版されたボーモン夫人の作品が広く知られるようになったそうです。(参考Wikipedia)
この短縮されたたった25ページの物語からディズニーはあんなにも有名にそしてベルを大人気のプリンセスにしたのって本当にすごい。ほとんどがディズニーのオリジナルなんですもん!!
今回はそんなディズニー色は少し控えめに原作を伝えつつお料理を提供していきました。
ベルはとても裕福な商人の家庭で育った三兄弟三姉妹の末娘でした。
とても綺麗な娘たちでしたが中でもベルは人が感嘆するほど美しくベル『美女』と呼ばれるようになったそうです。ある日、商人の船は嵐にあい、一瞬にして財産を失ってしまいました。。。。
そんなベルのエピソードを伝える為の一品。
ほんの少しだけボイルしたホタテとバジルとトマトの香りのジュレ、生でも食べれるスナップエンドウの実、いくらとナスタチュームの葉を添えました。ホタテの甘みとバジルとトマトの爽やかさをお届けしました。
ベルのお父さんが野獣の城に入りテーブルに置かれていたご馳走に我慢できずに食べてしまうシーンです。
ディズニーではお父さんが食べるシーンよりもベルが愉快なディナーミュージカルを交えたて楽しむシーンが印象的でしょうか。
全粒粉のクレープに包まれているのはベーコン、サルシッチャ、玉ねぎ、卵をバルサミコソースで和えたものを。そして周りには紅水菜と卵の黄身でトッピングしました。ドレッシングはホワイトバルサミコベースでラズベリーとカシスを加えました。
よくビストロにあるサラダグルマンドをものがたり食堂風にしたものです。
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心の持ち主ベルを表現したスープです。
泡の部分はコンソメにパプリカの香りをプラス、泡の下にはエビのスープビスク。
エディブルフラワーとマージョラムを散らしてフレッシュ感を出しました。
こちらは野獣を表したものです。
実は心優しい野獣。そんな彼をドライローズをしきつめたジュエリーケースに閉じ込めました。
パイ生地にポルチーニ茸、クリームチーズを詰めました。クリームを絞ったあとに細かく刻んだかぼちゃの種をトッピングしました。
説明不要の名シーンですね。
牛肉で生ハムとサージを挟んで巻き焼いたもの。こちらイタリア料理のsaltimbocca(サルティンボッカ)というお料理、サルティンは『飛び跳ねる』という意味。ボッカは『口』という意味です。ダンスシーンでは優雅に踊って魅せます。二人の心はきっと飛び跳ねるようにドキドキしていた事でしょう。
ソースはポルチーニ茸の出汁、マルサラ酒、などなどたくさんの味を閉じ込めています。
美女と野獣と言えば『薔薇』ですね。
原作には最後のひとひらは出てこないのですが、一本の薔薇からストーリーは展開していきます。薔薇がなければベルと野獣は出会う事なく、野獣はずっと野獣のままだったでしょうね。
砕いたクッキーにアールグレイのパンナコッタ、ラズベリーとローズのジェラート、ラズベリーのマカロン、エディブルローズの贅沢なデザートです。
原作を読む為に買ったこちらの本ですが、美女と野獣以外にも素敵なお話がたくさんあります。でもどれも『嫉妬』『恨み』『わがまま』を持つといい事はないですよ。と人生の助言のようなお話が多かったように思えます。この時代のフランス人はそういう人が多かったのでしょうかね??そういったところを考えるのも面白さの一つだったと思います。
そしておやゆび姫からテーブルコーディネイトをお願いしているハルカさん。
私の思いを表現してくれるとっても信頼できるフラワーアーティストです。実は今回は2回目だったのですが、前回と全く違うテイストにも対応してくださって本当に感動しました!!cLiftというユニットでワークショップなどをたくさん行っています!!ご興味のある方は是非お問い合わせください(^-^)
そして今回のお土産は最初にメニューが入っていた瓶にドライローズと薔薇の花びらを表現した和菓子、雲平を中に詰めました。デザートのパンナコッタで使ったアールグレイの茶葉も一緒にお土産にしました。そんまま食べてもいいですが、紅茶と一緒に食べても、ドライローズを紅茶に入れてもいいですね(^-^)
最後まで読んでくださりありがとうございました(^-^)
こんにちは!!
ブログの更新をしていなかったので忘れさられるのでは??と思っていましためぐみです。
いつもものがたり食堂にいらしてくださった皆さんから、『これ、どうやってつくってるの?』なんていう質問があったので、一度お料理教室を開催してみることにしました(^-^)
思ったのは、どんな風に作られているかは気になるけど、作るのは面倒くさい!!っていう方が結構いたことでしたw
でも、すごーくわかります。だってものがたり食堂はディナーなので食事を楽しみに来て頂ければいいのですが、お料理教室となると、洗ったり、切ったりと、色々しなきゃなので面倒ですよね。。。私もお休みの日はできるだけお料理したくないですもんwわかります。
とりあえず
第一弾は
『ものがたり食堂Vol’01幸せのレシピ』からイメージしたお料理を3品を作ってみました!!
それでも集まってくださった方々に、自己紹介から初めていただき、まずはティラミスからつくっていく事になったのですが、使うお酒の紹介をしてたら最初から何だか、いい気分🎶🎶
ラム酒とマルサラ酒のテイスティングをしてもらいました!!
皆さんお酒好きでよかったです(^-^)
基本のティラミスのクリームをつくってもらってから、ブルーベリーやチョコレートを加えたお好みの味をつくって頂きました。
卵 1個(冷えた、卵黄、卵白に分けておく)
グラニュー糖 35g
マスカルポーネチーズ 100g
お好みのクッキーorスポンジケーキ クッキーなら8枚、スポンジならお持ちのタッパーに合わせてカット
お好みのお酒、コーヒー (ラム、マルサラなど) 大さじ5
1. 冷えた卵白に泡立て器で白くなるまで泡立てる。
2. 1にグラニュー糖を加えてのの字が書けるくらいまで泡立てる。
3. 2に卵黄を加え、さらに混ぜ合わせてマスカルポーネチーズを加えてさらに混ぜる。
*もしチョコレートクリームがお好みでしたら出来上がったクリームに板チョコを一枚溶かして合わせましょう!!
4. 保存容器に好みのお酒やコーヒにくぐらせたクッキーまたはスポンジケーキを引き3のクリームをのせて出来上がりです。
出来上がったら冷蔵庫に入れて冷やして楽しみましょう(^-^)
こちらものがたり食堂Vol’01の時のお出ししたサフランの効いたティラミスです!!
世界でもっとも貴重なスパイスサフランを贅沢に使った黄色いティラミス(^-^)
お食事の時にはこちらをデザートとして食べてもらいました🎶
カットトマト 1缶
オリーブオイル 大さじ2
塩 少々
(にんにく 1ヶ)()にしてるのはアレルギーの方もいるので念のため。なくても美味しくできますよ!!
鍋にオリーブオイルをひいて、みじん切りにしたニンニクを入れて弱火でじっくり火を入れていく。
ニンニクの香りがしてきたら木べらなどで全体をかき混ぜてからトマトソースを入れて煮詰めて行きます。
沸騰するまでは中火から強火。沸騰したら弱火でじっくり15分くらい蓋をして煮詰めていきましょう。
*プッタネスカ(娼婦の意)
*マリナーラ(水兵の意)
*ボンゴレロッソ(赤いアサリの意)
*アッラビアータ(怒っているの意)
*アマトリチャーナ(ローマ近くの町の名前)
*ボロネーゼ (町の名前)
基本のトマトソースから展開するいろんなトマトソースの作り方、味を説明した後にどのソースがいいか選んでもらいました。
ボンゴレロッソはランチタイムに食べる事になり、プッタネスカを作る事になりました!!
出来上がったトマトソースに入れて煮詰めていきます。
塩鯖 1本分
マスタード 大さじ1
パン粉 カップ1/2
パセリ 1掴み
乾燥オレガノ 小さじ1
サラダ油 適量
1. パセリを細かく刻むみ、パン粉、乾燥オレガノと合わせる。
2. 塩鯖にマスタードをぬり、1のパン粉をまぶす。
3. 温めたプライパンにサラダ油をひき、2を入れて両面焼き色が付くまで焼く。
こちら、パン粉をまぶした後にオーブンでも大丈夫です。その場合は、200度のオーブンで焼く20〜25分焼きましょう。
さぁ!!食べる準備ですね!!
オリエンタルな隠し味で作ったドレッシングを絡ませて作るサラダ。
彩の鮮やかで食欲をそそりませんか??🎶
最近はクッキーのお教室やケータリングばかりだったのですが、久しぶりにこうやってお料理に向き合うことができて改めてよかったと思ってます。
何気ない部分が実はポイントになっていたり、体が自然と覚えてたこと、そして現場時代何度も注意されてたことを忘れかけてたりして、それを思い出すとってもいい機会になりました。
また次回!!。。。。。あるかなぁ??w
できればやって見たいと思ってます(^-^)
参加したい方はお気軽にご連絡くださいね!!
次回のブログでは簡単にできるラザニアをご紹介しますね🎶
GW
どこいこー。。。。。
過去のものがたり食堂のいろいろ→http://about-f.com/monogatari-shokudo/
その他のレシピ→http://about-f.com/ricetta/
クッキーや和菓子のいろいろ→http://about-f.com/gallery/
こんにちは(^-^)
もう気がつけば1月も下旬。実は初blogもなんですね。。。
みなさま今年もどうぞ暖かく見守ってくださいませ。
時間があっという間!!忙しく過ごせてることが幸せなんだと最近は思えるようになりました。来る日も来る日も頭の中がお料理で、夢でもお料理をしていて『もうやめた!!』なんて日も実はあるのですが、結局キッチンに立っていて、鍋の中『コトコト』まな板の『トントン』レタスをちぎる『パリッ』そんな音たちがとても心地よく私の中に響いています。
気がついたこと。
私、お料理のループから抜け出せなくなっているんです。
仕事で疲れているはずなのに、『夕飯何にしよーかなー』なんてウキウキしてます。
煮込み料理を作っている間に、別のレシピ本を読んで『次はこれつくろー!!』とか
休憩している時も頭の中で『アレとコレを合わせたらどんな味になるんだろー』とか
みんなそうなのかな??私にはわかりませんが、
お料理が嫌いになっても、お料理に助けてもらっている。
一ヶ月くらいお料理(頭の中でも)をしないとどうなるか試してみたいです。。。。
さて、2月のものがたり食堂ですが、とっても有難いことに3分で満席となりました!!本当にびっくり!!!これから益々成長していくものがたり食堂にもどうぞご期待ください!!(^-^)そして以下は去年のGWにランチ企画でやったものがたり食堂も様子です!!どうぞご覧ください。
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急遽決まった企画ではあったのですが、前々からやりたかった「ラピュタパン」
食パンをディナーで提供するイメージが持てなくていつかランチの時に!!!と思っていました。
この物語から連想されるお料理は2種類
「質素」と「豪快」
パズーの質素ながらも美味しそうに頬張る料理
ドーラ一家の豪快な海賊料理
きっとディナーだったら後者をとっていたと思いますが、、、今回はランチ!!!
ということで。
テーマは
「cucina povera クチーナ ポーヴェラ 」
イタリア語で直訳すると「貧しい料理」です。
手に入りやすいものや、余り物をうまく使って作るお金の掛からないお料理。
名前をダイレクトにお客様へ伝えずらいのですが、日本でも主婦の方々が工夫して作っているのとなんら変わりませんね。
どこの国に行ってもきっとそうなんだと思うのですが、イタリアでは
「基本はクチーナ ポーヴェラ」
だと教わりました。
野菜たっぷりの肉団子スープ
本編ではミネストローネのような赤いスープ
ものがたり食堂ではイタリア トスカーナの郷土料理「リッボリータ」を少しアレンジして出しました。
黄色いズッキーニ 打ち豆 人参 玉ねぎ パン ほうれん草
トスカーナだったら黒キャベツが入るのですが、残念ながら手に入らず!!!
RIBOLLITA
RI + BOLLITA
RI 「再び、戻る」
BOLLITA「煮込む」
と言うように「再び煮込まれた」という煮込み料理なんです。
出来上がったスープに固くなったパンを入れて煮込んだり、またそのスープが余ったら他の野菜を入れてまたまた煮込んだりとか。。。。。
そんなお料理です。
イタリア語での「RI」 ラテン語の「RE」
そうこれ英語でも使われてるのと一緒の「RE」なんですね。
イタリア語は基本そのままローマ字読みなので「RI (り)」って読みますが、ラテン語、英語は「RE(り)」って読んだりもしますね。
REBONE
RECONFIRM
REUSE
REDO
REPLAY
皆さまも良く聞いたことがあるイタリアのチーズ「リコッタチーズ」の「RICOTTA」も同じで
COTTA「さっと煮る」
チーズをとった後の凝乳を軽く温めて、そこから生まれる柔らかい乳製品のことを「リコッタチーズ」と呼んでいるんですね。
ちなみに
「彼は腰抜けだ!!!」とイタリア語で言いたい時は
「E’ un uomo di ricotta」
と言ってみましょう。大丈夫そのままローマ字読みで言えば通じます!!!きっとみんな笑ってくれる!!!!と思います。
「ラピュタパン」に三種の付け合わせ
⚪︎オーガニックの人参は本当に美味しかったのでシンプルに
⚪︎豆苗ときのこのマリネ
⚪︎キャベツとトレビスのマスタードコールスロー
パンは日光の「金谷ホテルベーカリー」の食パンをご用意いたしました。
デザート
本当はデザートの予定はなかったのですが、朝思い立って作りたかったシュワシュワするゼリーはおまけです⭐︎
味はカクテルのチャイナブルーな感じ。
見た目は何をイメージしたの??と言われてすぐにお応えできなかったのですが、
ロボット兵がお墓に添えていた小さな小さなお花です。写真では見えないのですがピンクグレープフルーツの可愛らしい色も春らしくできたと思います。
また同じ物語を表現できるチャンスがあったら次回は「ドーラ一家」の豪快バージョンをやりたい!!!!!!!
今回も皆さまのお陰で楽しむことができました。
本当にありがとうございました。
こんにちは(^^)
ものがたり食堂も無事におわり少しホッとしているところですが、レポートはもうしばらくお待ちくださいね!!
本日のレシピは『カルボナーラサラダ』のご紹介です!!
カルボナーラってパスタのイメージが強いと思いますが、ペッパーをしっかり効かせたちょっぴりスパイシーなサラダでランチをしてみませんか??ボリューム感満点で見栄えもいいので、ちょっとしたおもてなしにも良いかもしれませんね(*^^*)
ー材料ー
レタス 1個
バケット 5スライス
ミモレット お好みで
温泉玉子 1個
ブラックペッパー 少々
ードレッシングー
パルメザンチーズ 100g
牛乳 100g
マヨネーズ 100g
レモン汁 15g
にんにくチューブ 2cm
塩 少々
ブラックペッパー 少々
ー作り方ー
1、ドレッシングを作りましょう。ドレッシングの材料をパルメザンチーズがダマにならないようによく混ぜて完成!!
2,バケットをトーストします。厚さを0.5mmくらいにカットしてから、トースターでこんがりきつね色に、それとコントラストに色付けしないように焼いたものもあるといいかもしれませんね!!
3,あとはトッピング!!お気に入りのお皿に、大胆に割ったレタスを置いてからバランスよく盛って行きましょう。
ブラックペッパーをたっぷりかけて出来上がり!!!
carbonara=炭焼職人
という意味でブラックペッパーを炭に見立てた食べ物ということなのです!!
ちょっと食べづらいかもしれませんが、ナイフを使って大胆に!!
半熟玉子を絡めて食べれたらきっとやみつきになりますよ!!!
とっても簡単なので是非試してください(*^^*)
Recipe/さわのめぐみ
人気のものがたり食堂の様子もどうぞご覧ください。
こんにちは、めぐみです☺︎
2015/6/19『不思議の国のアリス』
ものがたり食堂Vol’8 無事に開催することができました☺︎
きっとアリスのイメージってそれぞれあるとは思いますが、ディズニーのイメージが強いのでは??と思いました。それもあり今回はディズニーに登場しない内容も盛り込んでお料理の提供をしてみることに。
改めてアリスの世界を頭の中で考えてみればみるほど、どんどんどんどん作ってみたいお料理が浮かんであれもやりたい!これも!!!となってズラッと書き出したら20くらいのお料理がありましたw
アリスが出会うヘンテコなキャラクター達を追っているうちに『不思議の国』だけではなく『鏡の国』まで私自身が入り込んでしまったのでそのまま『鏡の国』のインスピレーションもお料理へのスパイスに加えることにしたんです。
食前酒『DRINK ME!!』
りんごジュース アマレット(あんずの種から作ったリキュール) ブルーキュラソーで作ったオリジナルカクテル☺︎
それとノンアルコールにはグレープフルーツジュース カルピス ブルーキュラソー、それと確認の為にfacabookで「アルコールが苦手な方は教えて下さい!!」の投稿に「むしろアルコール強めで!!!」とのリクエストがあったのでその方々には前者のカクテルにウオッカを入れてみました⭐︎味の変化はさせたくない!!でもアルコールを強くしたい!!!って時には「無味無臭のお酒」と言われるウオッカを使います。
【前菜】壁から落ちたハンプティーダンプティー
皆さまご存知ハンプティダンプティ
アリスの世界以外でも英語圏の童話に登場するハンプティダンプティ。
もともとは日本の「かごめかごめ」のような童歌といったところでしょうか??
Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king’s horses,
And all the king’s men,
Couldn’t put Humpty together again.
ハンプティ・ダンプティ 塀の上
ハンプティ・ダンプティ おっこちた
王様の馬でも
兵隊みんなでも
バラバラ・ハンプティは元に戻せない
さて ハンプティダンプティとはなんでしょう??
という謎かけの歌です。
答えは『卵』
一度損じると元には戻らないということを意味するキャラクターハンプティダンプティと体が大きくなったり、小さくなったりするかもしれないキノコを合わせた前菜にしました。
卵の黄身を和風タレに漬け込んだもの
胡桃と蜂蜜とニンニクでマリネしたキノコ
スープボールの端っこに盛り付けて。。。。。
公爵夫人のくしゃみが止まらん胡椒料理
チェシャ猫の飼い主である公爵夫人のお家にはやたら胡椒を使いすぎる料理人がいて、この料理人、料理の間に公爵夫人が抱いている赤ちゃんに向かって手当たり次第ものを投げつけるので、赤ちゃんはくしゃみと泣き喚くのをひっきりなしに繰り返しているという。。。。。。
結構癖のある料理人が作るスープからのインスピレーションで
トスカーナ料理の『ペポーゾ』というものをご用意しました。
Peposo ってペッパーのことで粒胡椒と赤ワインで牛スネ肉を長時間煮込むものです。ヨーロッパにトマトが伝わる前の中世からある料理で、味わいはドライな大人の味です。
麗しの偽海亀のスープ
偽海亀スープ??昔イギリスでは海亀のスープが大人気でしたが、とても希少な海亀の代用として仔牛の頭で出汁をとったスープ MOCK TURTLE(代用海亀)SOUPを提供していたと言われています。物語の挿絵には仔牛の頭で亀の甲羅姿の代用海亀が登場します。
この亀さんが歌う『亀さんスープの歌』
うるわしーーーーいのスープ🎶 うるわしーーーーいのスープ🎶
麗しのいとしのスープ🎶
なんて愉快な歌があります。
メニューのネーミングはここから引用しました☺︎
仔牛の頭の本格的なスープにしてもよかったのですが、せっかくペポーゾの美味しいダシのあるので、その中にスープを注ぐというスタイルにすることにしました。
ペポーゾ+オリジナルスープ=偽海亀スープ!!!
というイメージでした。
スープはジャガイモと玉ねぎのシンプルなスープに海亀を思わせるような緑をほうれん草でプラス、隠し味にシナモンを入れました。もちろんこれだけでも美味しいのですが、ペポーゾと合わさることでまた新しい味への変化を楽しんでほしいと思ったので。
今回の食へのアプローチは『味の変化を楽しむ』と言うことでした。
きのこ+ペポーゾ= ?????
卵の黄身+偽亀スープ= ?????
みたいに
口の中で出会う面白い組み合わせの発見をしてもらいたかったのです。
人それぞれ味の感じ方好みはもちろん違うのですが、ひょんな時に出会う
『偶然の産物』にもしかしたら出会えたのではないでしょうか☺︎??
【デザート】不思議の国の虫たちのチーズケーキ
「鏡の国」に登場する変な虫。燃えぶどうトンボとバタつきパン蝶を組み合わせたデザート。
燃えぶどうトンボ。身体はクリスマス・プディング、羽はヒイラギの葉、頭は干しブドウでできていて、その頭はブランデーに漬けられて火がついている。という変なトンボ。
バタつきパン蝶。羽はバター付きのパンのスライス、身体はパンの皮、頭は角砂糖でできた蝶。
という変な蝶々。
そんな変な虫たちを詰め込んだデザートがこちら
バターラスクとブランデー漬けの干しぶどうをベースに、バナナのレアチーズケーキを作りました。
飾り付けに季節の花、紫陽花のシュガークラフトを、でもでもここれだけでは終わりません。
照明を暗くして。。。。。。。。。
真ん中に開いた穴にアルコール度数96%のウオッカを注いで火をつけました。
これは、『SNAP DRAGON』という遊びからのデザート。ブランデー漬けの干しぶどうに火をつけて口の中に放り込むというビクトリア朝の子供がしていた遊び。火のついてる干しぶどうを口に放り込む姿がまるでドラゴンのように見えることからこんな名前がついたとか☺︎
火がつくことによって、周りの生クリームが程よく溶けて、紫陽花のシュガークラフトが焦げて甘〜い香りが立つようにと工夫しました。
今回も皆さまとっても楽しんでいただけたみたいで本当に良かったです🎶
あ!!忘れてはいけませんね!!!今回のお土産!!!毎回あるわけではないのですが、ちょこっと特別編。。。。。。あらかじめ椅子の下に❤️のクイーン、キング、ジャック 計三枚を貼って置きました☺︎
キング ジャックが仕掛けられた椅子に座った方には手作り赤玉ねぎのジャムを!!!!そして見事クイーンが仕掛けられた椅子に座った方には
前菜のハンプティダンプティで余った卵の白身を使ってマカロンを作りました。
味はレモン 抹茶 ラズベリーです。
ちょっとしたサプライズを私から🎶
アリスの国の食べ物に見立ててみましたが、、、、、、、もしもこれを食べて体がおっきくなったり、どうにかなっちゃっても、責任はとれませんよ!!!!!!といって持って帰っていただきました。
そんなこんなで今回も無事に開催することができました!!!
急なお願いにもかかわらず、アシスタントを引き受けてくれたお友達、森茜ちゃんには本当に感謝しています。。。。
それと、雨の中起こしくださった皆さまも本当にありがとうございました。
またきっと、楽しい時間とお料理の空間を共有できたら嬉しいです。
さて、次はなんの物語にしよう???
次回もどうぞお楽しみ☺︎
こんにちは、おにぎりの具が大好きな筋子の時はやたらテンションがあがります、めぐみです。今日は高菜でしたけど。少しテンションは高めです。
今日はクリスマスイブ!!
2週間前からでしょうか??街のイルミネーションの明るさ以上に皆さまキラキラした顔で大切な人へのプレゼントを選んだり、パーティーだってことでどんなおもてなしをしようか??とお料理やお菓子の相談を受けたりとかしてます。皆さまそれぞれ素敵な過ごし方がありますが、そのほんの少しでもお手伝いになってると思うと幸せです。
さて私はというとですね。
正直にいいますね。。。。。
と大きな声で叫べませんが、好きではありません。
しょうがないです。飲食やっている方ならきっと分かってくれるかも知れませんが。仲良しのお友達が呼んでくれたパーティーには仕事でいったことはありません、むしろ仕事中は一年で最も過酷な戦場にいる気分になりますし、運悪く入院して病院で迎えたこともあります。看護婦さんが「メリークリスマス!!」なんて言ってくれませんし、夜に出てきたクリスマスケーキがより私をむなしくさせたりと。極めつけ。。。。。。それは
私はイタリアで2回クリスマスを迎えましした。
イタリアでは、というかヨーロッパではスーパーもお休みですし、飲食店だってどこもかしこもしまっていて本当に街は静かになってしまします。前日に大量の材料買い込んで沢山の料理を作って家族で過ごすのです。
そのころ私はシチリア人の彼がいて、クリスマスに実家に帰らないという彼と一緒に過ごす約束をしていました。
23日には彼の家に行って飾り付け。
24日にはローストチキンの準備、ハーブでマリネしてオイルでコーティング。「明日は楽しみだね!!また明日ね!!」と言って彼に見送ってもらい、帰宅後や夜中にケーキを作りました。その日にお泊りしても良かったのですが、どうしても私の作るケーキを食べてもらいたくて「絶対帰る!!」と帰ってき来たのです。もちろんサプライズ!!イタリアではクリスマスに生のケーキを食べる習慣がないようで、”パネットーネ”という甘いパンを食べて過ごします。なので、チョコレート好きの彼に作ったのはチョコレートムースのケーキ。
味もばっちり!見た目も可愛くできた!!!あとは持って行くだけ❤
ウキウキしながら次の日の準備を終わらせて、就寝。
翌日
お迎えの時間になっても連絡なし。
連絡しても繋がらず。寝てるのかな?と思って少しまってまたかけ直すが。出ない。
色んな不安が頭をよぎって、「事故だったりしたらどうしよ。」と思ったり。
ただ寝ててくれたらいいなと思いました。
それから一時間くらいたってから。電話が鳴った。
私「もしもし?大丈夫??なんかあった?」
彼「あぁ 大丈夫、めぐみは元気?」
元気??ってお迎えの時間はとっくに過ぎているし平然としている彼の後ろはなんだかめちゃくちゃ賑やか!!少し混乱気味で私か確認した。
私「えっと。今どこに居るの??」
彼「家だよ!!」すごくご機嫌な感じで答える。
私「えっと。今日クリスマスで一緒に過ごすんだよね??迎えに来てくれる時間過ぎてるんだけど。。。。」
彼「知ってるよ。」
知ってるよって平然と言われて、でもなんだかご機嫌の彼。でもなんだか様子がおかしい。
私「酔ってるの?」
彼「酔ってもいる」
ますます意味が分からない。「酔ってもいる」。。。「も」ってなんだよ!!!!どーゆーことなんだ!!!もうそして何より彼の後ろが賑やか過ぎ!!!!
ちょっと不安ながらも確認
私「誰かいるの??」
彼「うん!!!000と0000と000と00000とあとは。。。。えええっと・・・・・・・。」
なんなんだ!!!どーゆーこと????
説明します。
私がチキンを仕込んで帰ったあと彼は一人でいるのが嫌だったらしく、実家に帰らない友達を集めて飲み会を始めたらしいのです。最初はただ飲んでただけだったらしいのですが、悪乗りしすぎてマリファナを楽しみはじめたとか。。。。そして気が付いたらお昼も過ぎていて、仲間たちもまだまだ入り浸りと。私を迎えに行く時間も過ぎていて、さらに迎えに行くのも面倒になったとか。来たければタクシーでおいでよというし。しまいには、帰ってしまった私が悪いと言い始め、人のせいにする始末。
こんな感じの説明を、タラタラと時たま笑いながら、酔ってるのやらラリっているのやら。(私は彼が笑うたびに、怒りの感情がふつふつと出てくるのを感じてましたが。)話していました。
もちろん私は怒りましたよ。むしろ悲しくてそして呆れました。でもね、イタリアに行ってまだ一年も経っていないのにどう怒りを表していいのか、どう悲しみを言葉で表して良いのか分からず、もう訳が分からず気が付いたら口からポロポロと色んな汚い言葉を言ってました。
VAFFANCULO!!!!(くそったれ!!危険度★★★★★)
SEI STRONZO!!!!(ばかやろ!!危険度★★★★)
MERDA!!!!(う○こ!!!危険度★★)
TESTA DI CAZZO!!!!(このやろう!!!危険度★★★★)
CHE CAZZO VUOI!!!!!(何がしてぇんだ!?危険度★★★★)
(危険度は「ネットでイタリア語」で」調べました。ありがとうございます。)
はい!!!ここでベネトと働いていた時に覚えた汚い、それは下品な言葉たちを一気に使う絶好のチャンスでしたね!!もうこんな事しか言えないので、言うだけ言って電話を切りました。
その日はケーキも食べずにふて寝。
26日もイタリアでは祝日でクリスマスムードを引きずるので。どこも開いてない。ケーキを食べてみるもなんだか味も感じない。悔しさとイライラとは味覚さえも変えるのです。
正気になった彼からメールが来ても、もちろんシカト。電話もね。
そんなクリスマスを過ごしました。
で!!!後日、彼はとても反省した様子でごめんねと。許してくれと。
まぁ別れましたよ。タイミング良く彼もシチリアに帰るとかで一度会って少し話して、変な感じでお別れするのも嫌でしたしね。なのでどーでもいい話から、シチリアに帰ったあとの夢の話とか。私もシチリアに一緒にいこーかなーなんて話もしたな。。。結果行かなくて良かったけど。
別れ際
彼「じゃ元気でね!!シチリア来た時には連絡してね!!あっ!!そうそうめぐみが準備してくれたチキン美味しかったよ!!!!マリファナやりながらオーブン入て忘れてて真っ黒に焦げてたけど、中の味は美味しかったよ!!!ママの作るローストチキンはもっと美味しいけどね!!!はははは」って
私はクリスマス運がない。
追伸
ニ回目のイタリアでのクリスマスの悲劇はまたいつか★
こんにちは。寒い寒いと言いながら冷凍みかんにハマってます。めぐみです。
さてさて、先日横浜みなとみらいのBUKATSU-DOさんにて『餃子部』という部に参加してまいりました!!
今回は何とイタリアの包み餃子、ラビオリを私が先生としてみんなに教えながら作って食べますよー!というゆるい企画。
まずは…..
こちらは私が前日にコネコネ準備してきたものであります。
中に詰めた具は
これを適当に詰めて
はい!!こんな感じです。まわりはフォークで押しつけて開かないようにします。しっかりとね。しっかりと。
次はソース!!こちらはビールに合うようにとアンチョビのトマトソースをとリクエストがありました。ので
プッタネスカにしました。
SUGOはソース
ALLA PUTTANESCAで娼婦風という意味です。
とてもシンプルですが、香りがよくビールが進みます!!
名前の由来はいろいろあります。
「客をもてなす為のパスタ」
「たまに食べるから美味しい、娼婦のように毎日では飽きてしまう」
「忙しい合間でもササッと作れる」
などなど、他にもたくさん説があるナポリの名物です。
余談にはなりますが……
PUTTANA(娼婦)これだけではないのですが、イタリアはびっくりするほど汚い言葉や冒涜の言葉があって「これって日本語ではなんていうの?」と聞かれても、そこまで汚くて人をののしるような言葉が見あたらないこともありました。当時ベネトのレストランで働いていた私は言葉の重みが全く分かりませんでした。耳に入ってくる言葉をそのままメモにして後で調べる。ということをしていました。
PUTTANA
CAZZO
PORCO CANE
PORCO DIO
VA CAGARE
こんな言葉をつらつらとメモしては持ち歩いてました。
イタリア語はローマ字読みなのでこんな感じで。
でもこれ、きっとイタリア人がみたら怒りますし、びっくりする言葉たちです。こんなメモを私は落としました。無くしました。「あれ~ないな~」くらいにしか思ってませんでしたし、厨房の中ではよく飛び交っている言葉たちだったので「そのうち覚えるだろうな」という感じでした。
さて、このメモを見つけたホテルのマネージャーは字体やスペルミスを見て分かったのでしょうね。私のところにすぐにやってきました。
マネージャー「こんな言葉なんでメモしたの?」
わたし「覚えたかったから!!!!」
マネージャー「誰から教わったの?」
わたし「厨房の人がみんな毎日使ってるよ」
なにも知らなかった私にマネージャーは苦笑い。すぐさま厨房のコックさんを集めて怒ってはいませんでしたけど
「イタリア語もまだ話せない、しかも女の子にこんな言葉を使うのはやめましょう。もっと役に立つ言葉を教えてあげなさい。これから彼女のイタリア語のベースになるのだから」と…..あのマネージャーは後にも先にもチョーまじめなイタリア人だったのかも。
そんな軽いお説教が終わりマネージャーはが去った直後
なぜかみんな大爆笑。そして私を囲むようにして数えられないくらいのキッタナイ、それはキッタナイ言葉を言いまくって。
「もっと良い言葉教えてやるよ!!」とその場でスマホと使って通じないものは英語でと沢山の沢山のキッタナイ言葉と下ネタを教わりました。
朝会えば、おはようの二言目には下ネタを。
わざと私にキッタナイ言葉を言わせてケラケラ笑っていたりと。
大きな小学生と毎日働いていたような感じです。
あぁみんな元気かな~やはり下ネタは万国共通の仲良しになれる話題なんですね。。。平和だ~。
私のイタリア語のベースは彼らからなのですが、もちろん美味しい料理も沢山教えてもらいましたのでご安心を。
おっとどこかに行ってしまいそうなくらい脇道にそれてましたね。。。
これがSUGO ALLA PUTTANESCA
これを茹でたラビオリに絡めて。。。。
じゃん!!こんな感じ!!
男性もこうやってお料理してくれると良いですね。
私が最近使わせて頂いてるBUKATSU-DOはいろいろな活動をしている素敵な方々が集まる。シェアオフィス。ヨガ部、料理部、釣り部、スパイス部などなど、あと私が個人的に気になっている活動が「水辺荘」横浜の水辺を使って少し敷居が高いと思われていた水辺遊びをもっと身近に!!という何とも素敵な活動ですね。ご興味のある方はこちらhttp://mizube.so/水辺荘の關さんも餃子部に参加していました。「私たちなんだかBUKATSU-DOのスタッフ並みの出没率ですよね~」なんて話してました。ええ、本当に最近よくいくな。
そんな感じで餃子部!!楽しかったなぁ。
あ、あと答え合わせというか。。。。
PUTTANA(娼婦 女性にムカついてもこの言葉はやめましょう。)
CAZZO(男根 これ女性でもよく使います。che cazzo!! che cazzo!! って糞!!みたいな。私も気が付いたらよく使ってました。あらなんてお下品な。)
PORCO CANE(豚と犬 このニュアンス未だに分からないのですが、とにかく口に出してはいけないらしい)
PORCO DIO(豚と神様 これもよく分からないけど、単語の組み合わせの問題です。豚は汚れ。これ教会で言ったら出禁とか。。ほんとかな??)
VA CAGARE(ウ○コして来い!! はい。直訳するとこんな感じなんです。だいたい言い合いをした後にいう捨て台詞みたいな感じ。「お話になりません!!帰れ!」みたいな。なんか日本語にうまく訳せないのが悔しい)
いろいろ書きましたが結果、日本語って美しい。
私が働いていたホテルを少しだけ載せてみます!!
古城を改装して作ったホテル。それではまた★