冬がだんだん近づいてきて、寒いのが苦手な私はお布団からすでに出れません。冬はお布団の中で暮らしたい。冬眠したい。そのくらい寒いの苦手なのです。
でも考えて見たら好きな服は全部冬服で、ニットも好きで、ウールも好きで、ブーツも好き。寒くないと楽しめないアイテムだらけでした。温泉もいいよね。 なんてお話をしていた今日この頃。皆様お元気ですか??
七福神巡りとしても信仰のある7人の神様の事をこのイベントがなければここまで知らなかったでしょう。
まず日本人は1名のみ。残りの6名は全員外国人です。なんてグローバル!!徐々に調べていくうちに楽しくなるほどでした。
そんな七福神を7品の味わいでご紹介していきます。
鎧を着てる神様です。この神様はヒンドゥー教の神様。『クーベラ』という財宝の神様でした。財宝の神様って人気ありそうですが、かの有名なガネーシャも財宝の神様。ガネーシャの人気には勝てず、ひっそりしていたところで、もともと北の守護神もしていた『クーベラ』は仏教の神様に抜擢され『多聞天』という神様として大ブレイクしました。一度は『夜叉』という言葉を聞いた事があるかと思いますが、その夜叉を支配しているのがこの『多聞天』です。日本へは『毘沙門天』という名の武神として伝わりこのような形で祀られているそうです。
クーベラという名前の意味は『隠れる、隠す』などの意味もあり大切な財宝を隠すという意味が込められています。
『隠れんぼ』はそんな毘沙門天を表した一品。
敷き詰めたゴマの上には馬刺しとレモンを。
インドの神様は何かしらの動物に乗っているのですが、クーベラは馬に乗っているところが多く描かれています。そして、手にしているのはマングーズとレモンだった。。。。
そしてこのゴマの中にはしょっぱいおはぎを忍ばせておきました。
唯一の日本人の神様。恵比寿様。もともとはイザナギとイザナミの子供として生まれましたが3つになっても立たなかった為、船で流されてしまいます。そんな恵比寿様が漂着した海岸では海の神様に違いない!!とされそれ以来、漁業神としても商売繁盛の神様としても信仰されています。
そんな恵比寿様を表現した一品。
カリフラワーのスープにカリカリに焼いたパンには鯛のグリルのマリネ。そして紫蘇のペーストとおかひじきを使いました。
こちらもヒンドゥー教の神様シヴァ神の化神であるマハーカーラという神様。マハーは『大いなる』カーラは『黒い、暗黒』という意味があります。日本に伝わり大地を作った大国主神を習合され大地を司る神として、そして農耕神として信仰されるようになったそうです。いいとこ取りですね。
ブロッコリーのバーニャカウダと野菜エキスたっぷりのスープをご用意しました。
幸福の福、身分をあらわす禄、寿命を表わす寿の三文字からなり、中国、道教の長寿神です。大きなみみたぶを持ち年齢1000歳という長寿の仙人です。
縁起のいい3品で表現しました。
1、根がはることから縁起のいいとされるごぼうを使い、フォアグラ、大根、油揚げで巻いたごぼうの煮物。
2、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってのエビのマリネ。
3、海の中で泳ぐ様子が帆をあげて進む船のように見える事から、未来への明るい兆しとしてのホタテ。北海道産の雲丹と金箔で贅沢なお味に。
牡鹿を連れて歩き、桃や扇子などをもった姿が一般的に知られています。
日本で鹿をいえば???きっと思いつくキーワードの一つに奈良があるかもしれません。実は奈良の春日大社などでは鹿は神使とされていた為、親近感を感じ徐々に広まっていったそうです。寿老人の連れている鹿肉を食べると2000年の長寿を得るとの伝説があります。さらに不老長寿のシンボルの桃をもっている為、長寿の神様とされています。
そんな寿老人を表現した一品。シンプルに味付けした鹿肉と豚ヒレ肉、ソースは桃のコンポートを添えました。
中国の神様。もとい、実在したお坊さんとされておりいつも笑顔を絶やさず人々と接した方だったそうです。放浪の乞食坊主だったとはいえ、お坊さんはお坊さん、どんな物でもお布施として笑顔で受けとり袋に詰め込んでいたそうです。そんな袋は勘忍袋とされています。
そんな布袋様の一品。
お弁当箱にチラシ寿司を詰め込んでお出ししました。雲丹、べったら漬け、いくら、うなぎ、ミョウガ、錦糸玉子、きゅうり、たくさんの具材を詰め込んで(^-^)
こちらはいつも仲良くしてもらっている世界のおやつのパティシエ鈴木文ちゃんにデザートを考えてもらいました。以下の文章は文ちゃんのコメントです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルーツは、インド生まれの「水」を象徴する女神様。
蓮の葉に立つ姿からインスピレーションを受けて、おーきな蓮の葉には、ブルーキュラソーのジュレ。
そして、球体部分はインドの郷土菓子「shrikhand/シュリカンド」をフローズン仕立てに創作しました。
作物を実らせ富をもたらす神様なので、ナッツやフルーツを詰め込みました!
弁舌・音楽・財福・知恵などをつかさどる弁財天…あまりに沢山のグッツを持っているのが印象的だったもんだから…
最後のお土産も忘れてはいけません。こちらのべったらさん。BETTARASTANDのシンボルとなるべったらさんのもっているべったら漬けの大根をクッキーにしました(^-^)味はちゃんとクッキーですよー。
今回のイベントで7人の神様を調べて、ここで全てお伝えできなくて本当に残念なのですが。
神様も結構テキトウで、自分勝手で、結構どうしようもないんだなーと感じました。神様も子供を捨てたりするんです。そう思うと『完璧にならなくていいじゃん。』『テキトーでいいよー』となんだかちょっとダメな自分も好きになれそうな気がしましたw
この様な素晴らしい機会をくださったBETTARA STANDのみなさま、当日のお手伝いから何から何まで本当にありがとうございましたm(_ _)m 30名という初めての大人数のものがたり食堂を経験できた事がこれからの自信にも繋がりそうです。
そしてそして、いつもながら装飾を手伝ってくれた春ちゃん、カメラマンのリッキー、いつも頼ってばかりのコマさん、そして本当はこんな気軽にお願いできない存在のパティシエの文ちゃん、みんなありがとうございました!! いつもこころ強い仲間に支えられているから一人で仕事の時はみんなを思い出すんだよ。
いつも無茶なお願いをしても『いいよー』と了承してくれる素敵キッチンウェアを扱ってる九雲さん。30枚もの高級まな板を貸してくださりありがとうございました!!
そして最後になりましたが当日暑い中、提供が大幅に遅れる中でも親切に見守っててくださったゲストの皆様、ご参加くださり本当にありがとうございました。ゲストの皆様がいて初めてものがたり食堂が完成します。私はただお料理の提供だけです。空間が和み、一体感が生まれるのは素敵なゲストが集まってくれているからだと感じています。 本当にありがとうございました。
協力&場所:BETTARA STAND
パティシエ 鈴木文:旅するパティシエ
装飾 河島春佳:cLifet
まな板:九雲
写真:石倉リッキー
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久しぶりのブログです。
3月のものがたり食堂『おやゆび姫』のレポートもしてないのに『美女と野獣』のレポートです。
実はいろいろあり写真がなく(涙)京都での開催もあるのでその時にしっかり写真を撮ってもらいます!!
では先日のものがたり食堂『美女と野獣』のお料理のご紹介です(^-^)
きっとこの作品イメージは『黄色のドレス』『ミュージカル』『喋るポットや時計』でしょうか?
でも原作はベルがどんな衣装を着ているかも書いてなければ、ダンスシーンもなければ、喋るポットも出てきません。原作は1740年ヴィルヌーヴ夫人が書いたのが最初と言われていますが、1757年にそれを短縮して出版されたボーモン夫人の作品が広く知られるようになったそうです。(参考Wikipedia)
この短縮されたたった25ページの物語からディズニーはあんなにも有名にそしてベルを大人気のプリンセスにしたのって本当にすごい。ほとんどがディズニーのオリジナルなんですもん!!
今回はそんなディズニー色は少し控えめに原作を伝えつつお料理を提供していきました。
ベルはとても裕福な商人の家庭で育った三兄弟三姉妹の末娘でした。
とても綺麗な娘たちでしたが中でもベルは人が感嘆するほど美しくベル『美女』と呼ばれるようになったそうです。ある日、商人の船は嵐にあい、一瞬にして財産を失ってしまいました。。。。
そんなベルのエピソードを伝える為の一品。
ほんの少しだけボイルしたホタテとバジルとトマトの香りのジュレ、生でも食べれるスナップエンドウの実、いくらとナスタチュームの葉を添えました。ホタテの甘みとバジルとトマトの爽やかさをお届けしました。
ベルのお父さんが野獣の城に入りテーブルに置かれていたご馳走に我慢できずに食べてしまうシーンです。
ディズニーではお父さんが食べるシーンよりもベルが愉快なディナーミュージカルを交えたて楽しむシーンが印象的でしょうか。
全粒粉のクレープに包まれているのはベーコン、サルシッチャ、玉ねぎ、卵をバルサミコソースで和えたものを。そして周りには紅水菜と卵の黄身でトッピングしました。ドレッシングはホワイトバルサミコベースでラズベリーとカシスを加えました。
よくビストロにあるサラダグルマンドをものがたり食堂風にしたものです。
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心の持ち主ベルを表現したスープです。
泡の部分はコンソメにパプリカの香りをプラス、泡の下にはエビのスープビスク。
エディブルフラワーとマージョラムを散らしてフレッシュ感を出しました。
こちらは野獣を表したものです。
実は心優しい野獣。そんな彼をドライローズをしきつめたジュエリーケースに閉じ込めました。
パイ生地にポルチーニ茸、クリームチーズを詰めました。クリームを絞ったあとに細かく刻んだかぼちゃの種をトッピングしました。
説明不要の名シーンですね。
牛肉で生ハムとサージを挟んで巻き焼いたもの。こちらイタリア料理のsaltimbocca(サルティンボッカ)というお料理、サルティンは『飛び跳ねる』という意味。ボッカは『口』という意味です。ダンスシーンでは優雅に踊って魅せます。二人の心はきっと飛び跳ねるようにドキドキしていた事でしょう。
ソースはポルチーニ茸の出汁、マルサラ酒、などなどたくさんの味を閉じ込めています。
美女と野獣と言えば『薔薇』ですね。
原作には最後のひとひらは出てこないのですが、一本の薔薇からストーリーは展開していきます。薔薇がなければベルと野獣は出会う事なく、野獣はずっと野獣のままだったでしょうね。
砕いたクッキーにアールグレイのパンナコッタ、ラズベリーとローズのジェラート、ラズベリーのマカロン、エディブルローズの贅沢なデザートです。
原作を読む為に買ったこちらの本ですが、美女と野獣以外にも素敵なお話がたくさんあります。でもどれも『嫉妬』『恨み』『わがまま』を持つといい事はないですよ。と人生の助言のようなお話が多かったように思えます。この時代のフランス人はそういう人が多かったのでしょうかね??そういったところを考えるのも面白さの一つだったと思います。
そしておやゆび姫からテーブルコーディネイトをお願いしているハルカさん。
私の思いを表現してくれるとっても信頼できるフラワーアーティストです。実は今回は2回目だったのですが、前回と全く違うテイストにも対応してくださって本当に感動しました!!cLiftというユニットでワークショップなどをたくさん行っています!!ご興味のある方は是非お問い合わせください(^-^)
そして今回のお土産は最初にメニューが入っていた瓶にドライローズと薔薇の花びらを表現した和菓子、雲平を中に詰めました。デザートのパンナコッタで使ったアールグレイの茶葉も一緒にお土産にしました。そんまま食べてもいいですが、紅茶と一緒に食べても、ドライローズを紅茶に入れてもいいですね(^-^)
最後まで読んでくださりありがとうございました(^-^)
ものがたり食堂のあとは鹿庭荘で眠るという、のんべいには嬉しいプランをご用意しました(^-^)
宮島の農家中岡農園さんのサラダ
伊都岐珈琲さんの香り高いコーヒー
ジャムおさんのジャム
アンデルセンさんのパン
どれも美味しい
でも空間が素敵だったからより一層それらが美味しくなった。
『朝食美味しかったです』と笑顔で言われて嬉しかった。
でも、わたしはなにもしていない。
野菜を切って盛り付けただけ。
パンも切っただけで焼くのはみなさんにお任せした。
コーヒーはアミーゴがしっかりと美味しく淹れてくれたし。
わたしはただ、お皿に盛り付けただけ、そして運んだだけでした。本当だよ。
鹿庭荘さんの朝のダイニングは心地いい日差しで朝の似合うキッチンだった。パンの焼けるトースターのチチチチと響く音やコーヒーの香り。バターというよりジャムがぴったりだった。
時計がないのだけど、時間なんて気にする方がおかしいのだろうか。いつもは気にも止めてなかったけどわたしは時計がないと落ち着かないことにも気がついた。
『計画的』『時短』『正確さ』
これらに縛ってもらっていて心地よさを感じていたけど、ドMでいるのはまっぴらごめんだな。とも思って。もうすこし動物的に過ごすのに憧れた。
この宿の魅力は内装のデザインだけではなくて、オーナー夫婦の人柄だと思いました。
丁寧な対応に、お客様のことを本当に考えていて。初めて来たのに『ただいま』と言いたくなるそんな場所。一泊3000円で泊まれるのが奇跡のような宿なのです。
そして前日のものがたり食堂が始まる前に、素敵なプレゼントをいただきました。もう目についた方もいたかもしれませんが、オーナーの奥様が手書きの黒板を用意してくださったのです。
すごい細かいところまでしっかり書かれていて、わたしはこれを見た瞬間お腹いっぱいになってしまって始まってもいないのに終わってもいいやーとさえ思いました。誰かを喜ばせることが大好きなのですが、こうやってサプライズ的にいろいろしてもらうとうれしいのですね!!感動して泣きましたもん。
宮島いいですよ。
本当に素敵な島です。
訪れたことがない人は是非。そして鹿庭荘さんへも是非。
わたしは今回はイベントだったけど、次回はちゃんとお客さんとしていこうと思いました。
今回のお土産はこちら。
『王子様が見つけた地球をイメージして作りました』
ものがたり食堂宮島編
たくさんの方々のお陰で大成功でした。本当に満足のいくパフォーマンスだったと思います。
すこし成長した気もします。
またやりたいです。
東京以外ではじめて開催するものがたり食堂は大好きな場所宮島でした。
なんだかご縁をとても感じる素敵なところなので、ここ数年は一年に一度訪れています。
『小さな王子さま』は東京でも開催したテーマでもありました。
メニューはほとんど同じだったのですが、品数を一品増やし、そして京都から素敵なバーテンダーをお呼びしてストーリーとのペアリングをして頂きました。開催場所がゲストハウスということもあり、宿泊もセットにしました。帰りの心配もなくゆっくりとお酒が楽しめるようにと。
実は今回集客が本当に心配で、広島に知り合いもいなければ、伝もない。本当に不安な状態での予約開始となりました。まずなぜ広島開催ができたのか。
去年アシスタントを募集していたのですが、一人の女の子と面談をしました。『作ってみたい料理ありますか??』『得意なことはなんですか??』とまぁありふれたお話をしていたのです。最後に『やりたいことありますか??』との質問に彼女は
正直ですよ。正直。内心『何言ってるんだよ』と思いましたw『やってみたい』じゃなくてお誘いやんw
集客はどうするの??簡単に言ってるけど。この娘は何を言っているんだかw
『まぁできたらいいですよねー』と期待せずに返事をしたのです。だって今までも地方開催のお話は沢山あったからです。でもやっぱり値段や費用や慣れない場所で〜〜〜とかなんとかかんとかで残念ながら諦めてきたのです。だから今回も期待はしない。そう思ってました。でもこの娘、以後アミーゴといいましょー。アミーゴの行動力とスピード感、なによりも『たのしみましょーーーー!!!(エイエイオーーー!!)』という気持ちで宮島開催は決まったのです。
私『集客どうするの??』
アミーゴ『どうにかします!!』
私『誰もこないかも??』
アミーゴ『絶対大丈夫ですよー(ちょー笑顔)』
私『・・・・・・・・』
いろいろと不安もありましたが、アミーゴや鹿庭荘さんや沢山の方々のお陰で満席となりさらにキャンセル待ちをいう本当に有難い状況にまでなりました。
無事に開催できたのもゲストをはじめ、鹿庭荘さんそしてアミーゴのお陰なのです。不安そうにしててもいつも笑顔で励ましてくれたり、買い出しの時は探しているものが中々見つからなくていろんなところに電話をしたり、重い荷物を沢山持ってくれたり。そして、今回のイベントの為にコーヒーを勉強してくれたのです。コーヒーがわからない私に代わっていろいろと味見をしてくれたり、ロースターさんから教わった淹れ方を練習したり、さらに見えないところでの努力があったのでしょう。本当に美味しいコーヒーを淹れてくれました。
彼女なしではイベントの開催はなかったですし。来てくださったゲストの笑顔も見れなかったでしょう。そして素敵なゲストハウス鹿庭荘を知ることができて、素敵なオーナー夫婦に出会い、京都nokishita711のセキネさんともコラボの夢も実現し、安定のリッキーカメラマンは東京から参戦!!気になっていた広島のパティシエ、ユーイチさんにも会えて、ジャム作りが趣味であだ名がジャムおの佐藤さんのジャムを使っての朝食と、本当に盛りだくさんの宮島開催になりました。
今だから言えますが、本当に本当にほんとうーーーーーーーに不安で不安で吐き気がしました。でも楽しまないとね!という気持ちと失敗したくない気持ちと、念願の地方開催なのに心に余裕がない。そんな自分めっちゃちっちぇーーーーーーー!!と。凹んだものです。
でも
振り返ってみると最高のチームで最高の空間を作れたと思ってます。大変だったけどまたこのメンバーでやりたいな。そう思ったのです。
王子さまの星には王子さまが大事に大事にしているバラがありました。
バラは自分の美しさを鼻にかけて、王子さまを苦しめ始めました。
嘘をついたり、強がったりと。
とうとう嫌気がさした王子さまはバラを置き去りにして旅に出かける事にしました。
ポレンタとフレッシュトマトソース ミモレット 温野菜
パトゥルジャン・イマム・バユルドゥというお坊さんが気絶したという意味のトルコ料理。みずみずしいナスに炒めた玉ねぎとトマトを詰めた冷たいお料理。ここにソースとして、ひよこ豆のペースト、フムスを一緒に召し上がってもらえるようなラップサンドにしました。
王子さまが6番目の星で出会った地理学者の勧めでやってきた地球。王子さまとぼくが出会い、ぼくに出会うまでの素敵な話をしてくれますが、ぼくは故障した飛行機をサハラ砂漠で一週間分の飲み水があるかないかという生きるか死ぬかの状態でした。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ…….」
果てしない砂漠の中で見つけた井戸のようにみずみずしいナスを使った料理。
ダチョウのたたき いちごとキウイディルのソース
宮島編での特別メニューです。
テーブルの真ん中に最初からディスプレイとして飾っていたチョコレートケーキをデザートとしてお出しました。
井戸を見つけて最後には自分の星に帰っていく王子さま。
王子さまが心配していたのは、バオバブの木の芽。たくさんありすぎて、大きくなって王子さまの星を破裂させてしまうのです。
きっと王子さまが留守にしている間に王子さまの星にはバオバブの木の芽が出てしまっているかもしれない。いくら小さな星といえ王子さまはバラと仲直りして、お世話をしなくてないけませんし、火山の周りもお掃除しなくてないけませんし。大忙しの王子さまですから、今回お越しくださったみなさまには、そんな困ったバオバブの木の芽を美味しく召し上がってもらいました。
チョコレートアイスが入ったお皿をお渡ししてそれからそれぞれスコップで、バオバブの木の芽を掘るイメージでザクザクのグラノーラも一緒に盛ってもらいました!
ディナーのあとはみんなで夜の宮島散歩へ
伊都岐珈琲 http://itsuki-miyajima.com/
nokishita711 https://www.nokishita.net/
you-ichi http://www.you-ichi.com/
ものがたり食堂の19回目、2016年の最後のイベントとして『雪の女王』を選びました。
ディズニーの『アナと雪の女王』でリメイクされた作品です。
アンデルセンのお話はハッピーエンドで終わるのは珍しいのですが、この作品はカイとゲルダという少年少女のお話。男性が、いなくなった女性を探す旅ではなく、女性が、おっている男性を探す旅です。
まずはウェルカムドリンクで乾杯です(^-^)
お話は悪魔が作った鏡が原因で展開します。
悪魔が作った鏡は綺麗なものを醜く写す鏡でした。悪魔はこの鏡と使ってたくさんのいたずらをし、いたずらをされたものはびっくり!!それを面白がった悪魔はこれに神様を映しらたらどうなるのだろう!!!と神様の住む天に登っていきました。天に上に上につれ、鏡の様子がおかしくなり、神様のところにと届く前に鏡は粉々に砕け散ってしまったのです。破片は人間達の住む世界にまで落ちて行きました。
その鏡の破片が目に刺さると美しいものが醜く見え、心臓に刺さると氷の塊のようになって感情が荒くなり酷い人間になってしまうのです。
ディアボラ風の辛めに作ったホタテのサラダです。ディアボラはイタリア語で悪魔の意味があります。そんな意味を込めてか、ピリッと辛いお料理ディアボラ風〜というお料理があり、そんなホタテのサラダにアーモンドを合わせて仕上げにたっぷりのパプリカパウダーをふりかけました。
ゲルダがいなくなってしまったカイを探す旅の途中で出会う魔女の庭をイメージして作りました。
おばあさんは、カイはまだここを通らないが、いずれそのうち、ここを通るかもしれない。まあ、そう、くよくよおもわないで、花をながめたり、さくらんぼをたべたりしておいで。花はどんな絵本のよりも、ずっときれいだし、その花びらの一まい、一まいが、ながいお話をしてくれるだろうからといいました。
『悪魔の落し物』の下に用意されていたボックスに無農薬野菜のサラダとバラの花びらを散らしました。ドレッシングはレモンのシンプルなものを。
これまた旅の途中で出会う王子と王女。そんな彼らはゲルダを本当に可愛がってくれお城に留まるように言われましたが。
ゲルダはただ、ちいさな馬車と、それをひくうまと、ちいさな一そくの長ぐつがいただきとうございますと、いいました。それでもういちど、ひろい世界へ、カイちゃんをさがしに出ていきたいのです。
その馬車のうちがわは、さとうビスケットでできていて、こしをかけるところは、くだものや、くるみのはいったしょうがパンでできていました。
そんな頂いた馬車からのイメージしてできたのが
フォアグラのテリーヌ、マンゴーソース、カカオニブ、自家製全粒粉のクラッカーマンゴーのソースがフォアグラをさっぱりとさせてくれます。くるみではありませんがカカオニブでカリカリとした食感をプラス。濃厚なフォアグラを酸味とかりかりのカカオニブの少しの苦味がまた絶妙な味なんです!!
これまた旅の途中で出会うおいはぎの娘。
おいはぎ達からかばってもらったゲルダのお話の部分から頭の中に浮かんだ材料を使ってニョッキを作りました。
こりゃあ、たいそうふとって、かわいらしいむすめだわい。きっと、年中くるみの実ばかりたべていたのだろう。」と、おいはぎばばがいいました。女のくせに、ながい、こわいひげをはやして、まゆげが、目の上までたれさがったばあさんでした。「なにしろそっくり、あぶらののった、こひつじというところだが、さあたべたら、どんな味がするかな。」
そういって、ばあさんは、ぴかぴかするナイフをもちだしました。きれそうにひかって、きみのわるいといったらありません。
さつまいものニョッキ、エゾシカのトマト煮込みアマレット風味、きのこのクリーム、パルミジャーノチーズ最後にくるみを散りばめました。いかにも、でもちょっと贅沢にですが、おいはぎ達が食べてそうなパスタをつくりました🎶
ラップランドとは、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアの4カ国にまたがっている地域。童話などでサンタクロースが住んでいる地域ともされてます。
本当はトナカイや雷鳥をお出ししたかったのですが、クリスマスディナーんいトナカイとなるのはどうかと思い、ここは思い切ってシャラン産の鴨をご用意いたしました!!ラップランドの食事では新鮮なベリーやジャガイモが多いそう。いろいろと調べて想像でしかないのですが美味しいものを提供できたかと思います!!
ソースはブルーベリー!!バターたっぷりのマッシュポテトと一緒に!!
やっとやっとカイのいる雪の女王のお城までやってきたゲルダ。雪の女王と鉢合わせて戦うと思いきや!雪の女王は暖かい国へ行ってしますそうなのです。
「これから、わたしは、あたたかい国を、ざっとひとまわりしてこよう。」と、雪の女王はいいました。「ついでにそこの黒なべをのぞいてくる。」黒なべというのは、*エトナとかヴェスヴィオとか、いろんな名の、火をはく山のことでした。「わたしはすこしばかり、それを白くしてやろう。ぶどうやレモンをおいしくするためにいいそうだから。」
このシーンから作られたのが、レモンカードたっぷりのデザートです。ヨーグルト、ホワイトチョコレートそしてマカロンとライチ味の琥珀糖をデコレーションしました。
やっと再会できたカイに涙するゲルダ。その涙はカイの心臓にまで届き悪魔の鏡の欠片もを溶かしました、そして、ゲルダが歌うとカイはわっと泣き出して目に入っていた悪魔の鏡の破片も流れていきました。
お土産は悪魔の鏡に見立てた琥珀等をお持ち帰りしていただきました。ライチ味の琥珀等です。
2016年最後の締めくくりのものがたり食堂の記事をすっかり忘れていたのです。ちゃんと書かなければいけないことがあったのに。『アナと雪の女王』を見たあとだと兄弟のお話かと思ってしまうのですが、ちがうのですね。雪の女王読みたい方はぜひこちらで↓↓↓↓
そして3月にやりましよー!!1ものがたり食堂!!テーマは親指姫です(^-^)
3月17日金曜日19時からいつもの場所渋谷でやります!!
こちらもどうぞお楽しみに〜🎶
最後まで読んでくださりありがとうございます(^-^)
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フランスのモンマルトルの街角で一人の女の子の成長とちょっと変わった隣人たちの生活を描くフランス映画。
可愛らしい描写だけじゃなく、ブラックな部分も含めてとても印象的。
私は4回観てるのですが……………
1回目『変わった女の子の話』
2回目『フランス人の女の子が恋をする話』
3回目『殻に閉じこもっていた女の子が一人の青年との出会いで殻を自らの力で破っていく話』
4回目はものがたり食堂のメニューを考える為に見たのですが、『幸せを自分の力で手に入れていく女の子の話』
見るたびに印象が変わっていく。これって私自身が年を重ねていっているからでもあるのですが、観る側の心の成長を感じさせてくれる作品だと思いました。
みなさんの感想はいかがでしたか??
『初めまして』の方々も乾杯で笑顔になれますね。
être bonne pomme(エートル ボヌ ポム)とはフランス語で『お人好し、おせっかい」という意味。
そんなアメリをアミューズにしてみました。
ポムはりんごの意。写真では見えませんがマスタードで軽く炒めたリンゴの上にサラミとクリームチーズを詰めたシューにチョコレートをかけて、ピンクペッパー、パセリを振りかけました。
アメリのお家の近所にある八百屋さんは意地悪で従業員をいつも虐めてばかり、それでも我慢している彼を見かねてアメリは八百屋のオーナーの部屋に侵入して犯罪レベルのイタズラをします。そんなシーンから生まれたのがこちらのサラダ!!
オリーブオイルで炒めた茄子をイチヂク、ぶどう、オレンジを和えてホワイトビネガーでマリネした一品です。茄子がジューシーで甘味と酸味はフルーツが補ってくれる優れもののマリネです。
正直私は混ぜただけで何もしてません。。。その上をベビーリーフで飾りました。
ここからメインまではパリ名物を。
アメリの実家の庭にいるドワーフ。アメリのお父さんはいつもお家にいますがある日、庭にいるはずのドワーフから旅の途中の写真が届きます。各国の有名建造物と写るドワーフ………。
パリ名物のタルタルステーキです!!ミントをアクセントにパルミジャーノチーズで仕上げました!残念ながら下の石は食べれません。
パリ名物その2、これはベルギー名物って言われてしまいそうですが。ムール貝バケツとフライドポテトを一緒にしてみました!!パリでも誘惑はたくさんあるのですが、ムール貝好きの私はこればかり食べていました。
ムール貝の出汁が効いた、ホワイトソースにアサリ、北海道産のホタテを贅沢にいれたコロッケです。ソースはシンプルなトマトソース。生のトマトから丁寧に作ったフレッシュトマトソースはまた格別ですね。
パリ名物その3 パテドカンパーニュ!!
軽く飲もう。ワインのおつまみに!となるのがこのパテドカンパーニュなのですが、これをハンバーガーにするのはいかがですか??パンではなく、パイを。ソースは黒トリフの香り豊かなソースです!
このパテドカンパーニュはレバーがかなり多めですがレバーが苦手な方もご安心ください。マルサラ酒でまる1日漬け込んで臭みをしっかり取りました。
ラズベリーをカスタードクリームに混ぜ込んで、緑色の砂糖でキャラメリゼしました。
『なんで緑なの!!』なんて声もきこえましたが、恋の色なんて人それぞれですよね。私の恋色!?なんてお話にもなりましたが、この物語の色は一つの色では表しきれない、ちょっと複雑さと甘さとどこからか香ってくる匂いを閉じ込めるとこんなデザートが出来上がりました。
それとニノの証明写真が収集されたアルバムをヒントに、こんなものを今回から取り入れていくことにしました。
チェキではありますが、『ものがたり食堂』のゲストブックとして大切にしておこうと思います(^-^)
今回のお気に入りのドロップスワッグは活躍中のe-volさんのワークショップで製作してきました!!
そして、今回撮影を快く引き受けてくれたのが、今井貴宏さんと石倉リッキーさんです。
今井さんのお仕事はカメラマンさんではないのですが、インスタなどでいつも拝見していて、とても素敵な写真を撮る方だな〜と感じていたので、お願いをしてみました(^-^)
よければご覧になってください→今井貴宏『ちぐはぐしてる』
今回も楽しくできました。
今回もですが、アシスタントもコマさんにとっても助けてもらいました!!アメリが大好きな彼女なしではきっとここまでできなかったと思います。コマさんいつもありがとう(^-^)
次回は『雪の女王』です!!どうぞお楽しみに🎶
ものがたり食堂では、カメラマン、アシスタント、ライター、など一緒にものがたり食堂を成長させてくれる仲間を募集しています。ご興味のある方はinfo@about-f.comまでお気軽にお問い合わせください!!
和食のコースとは書いたものの、会席ほどしっかりとしていわけではありませんが、『和食』の難しさを思い知りました。和食の技法とかがあると思うのですが、完全に我流。和の食材を取りいれた創作料理と申しましょう。
『かぐや姫』がテーマではあるのですが、十五夜にまつわるお話を交えながらメニューを考えていきました。
おじいさんが光る竹からかぐや姫を見つけるシーン。
光輝く竹をイメージしたました。
穴子、海老、野菜の3種類の出汁でジュレを作り中には、穴子、パプリカ、オクラ、海老を。
そして、ソースはマスカルポーネチーズと山葵を合わせたものにしました。
もともと、こういう煮こごりやゼラチンを使ったお料理は食べるのが苦手でした。デザートで味わうのは良いのに。でも、上野にある亀屋一睡亭という和食屋さんで頂いたジュレがあまりにも美味しくて作って見たくなったのです。
どうしても結婚したくないかぐや姫。
そんなかぐや姫は『この世に存在しない宝物』5種類を求婚にきた男性5人にそれぞれ、探してくるように命じました。
大納言大伴御行に「龍の頸の玉」
石作皇子に「仏の御石の鉢」
庫持皇子に「蓬莱の玉の枝」
右大臣阿倍御主人に「火鼠の皮衣」
中納言石上麻呂に「燕の子安貝」
はて??
なんの事やら!!wなんだかわからない前に、読めない!!
気になる方はこちら『かぐや姫の宝物ってなんなの??』
5種類の宝ものではありませんが、この季節に美味しくいただける味覚を5種類の前菜としました。
ミョウガ、レンコンのピクルスは砂糖をできるだけ少なめにして、干しあんずを一緒に漬け込んで甘みを引き出しました。
黒い物体は、ゴマの生麩。シンプルにお塩だけでオーブンで焼いたものを。
オレンジ色のものはカボチャ巾着です。中には鶏団子を忍ばせて、一緒に食べると『カボチャの鶏そぼろ煮』の味です。
茄子田楽。
そして、里芋の白味噌煮です。ゆずの皮を一緒に入れた繊細な香りと粘っとした食感でなんどもつまみ食いしましたw
中秋の名月を別名『芋名月』と言います。
まだ電気がなかった時代、夜まで農作業をしていた人たちは、月明かりに大変助けられました。秋はお米など農作物の収穫時期で、十五夜に収穫の感謝を捧げるようになったのが今のお月見につながっているようです。
この時期は里芋やサツマイモの収穫時期でススキを飾り、一緒にそれらをお供えします。
ちなみにススキは、稲穂が実る前のこの時期に稲穂に見立てて飾るそうです。
とてもシンプルなサツマイモのポタージュではありますが、隠し味にりんごを入れました。玉ねぎなどは一緒に入れることは多いのではないでしょうか??りんごとサツマイモのお菓子からヒントを得てこのスープが完成しました。 白味噌風味の和の味です(^-^)
真っ黒な空に浮かぶのは満月。真っ黒な真っ黒なご飯の中にうずらの卵を落とした一品です。
味はというと、カルボナーラです。
たーっぷりのパルミジャーノを入れた贅沢なリゾットに仕上がりました。
一見クリームあんみつに見えますが、真ん中のアイスみたいなものがアメリカマシュマロサラダの『アンブロシア』をアレンジしたものです。
『アンブロシア』とはギリシャ神話に登場する神々の食べ物で『不死』を意味します。
かぐや姫が月に帰る際に帝へプレゼントした『不死の薬』
帝は『会うことも無い、こぼれ落ちる涙に浮かんでいるようなわが身にとって、不死の薬が何になろう』
といい、この国で一番天に近い山で焼くように命じました。
その山はあまりにも高いことから普通の人間では登れないほどの山。
「士(つわもの)らを大勢連れて、不死薬を焼きに山へ登った」ことから
その山を「ふじの山」と名付けたそうです。
このデザートはものがたり食堂のあんみつですね🎶
アンブロシアはマシュマロ、ヨーグルト、白あんを合わせたもの。
3種の寒天はココナッツ、ほうじ茶、抹茶。
そして、缶詰のフルーツと黒蜜の代わりにキャラメルソースをかけました。
食べた皆さんは『アンブロシア』を一体何なのか!!と不思議に思ったそうです🎶
マシュマロと白あんの相性がとても良くてまた作ってみたいと思いました(^-^)
そしてお土産は、和菓子をご用意しました。
翁が輝く竹を見つけたときはをイメージした一品です。
道明寺の上に抹茶の練りきりを、そして栗の甘露煮を添えました。
最後はみんなでパシャり🎶
記念撮影って今までそんなにとってこなかったけど、いいものですね(^-^)
かぐや姫に向き合うと同時に、日本の四季を考える時間にもなりました。
スーパーで一年中出回っているサツマイモ、里芋、ミョウガ、レンコン、カボチャの季節を改めて知り、そして食材と向き合ってどんな料理にしていくかを決めました。
私の師匠清水シェフはいつも話してました。
『野菜と仲良くできると料理が上達するよ』と
最近はその意味がやっとわかった気がしました。
野菜のパワーというか、野菜たち話しかけてくる感じ。
手にしたときに『煮っころがしにして!!』『焼いて!!』『そのまま食べて!!』なんて言ってる気がするのです。
ちょっとおかしなお話ですが、本当なんですよ(^-^)
ものがたり食堂をはじめとするケータリングやワークショップなどをお手伝いしてくれるアシスタント&スタッフを募集しています!!
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こんにちは(^-^)
7月もあっという間に終わってしまって、もうは8月!!7月のものがたり食堂のレポート。遅くなりましたが、書きますよー!!
お料理の説明の前に、そもそもなんで桃太郎なの??そして、桃太郎の家来はなんで2匹と1羽なの??
というお話からお料理のメニューを考えました。
えーーーーーーと。
落書きだと思いながらみてくださいw どうぞ笑ってやってください。。。。。
ももたろうの家来たち、猿、雉、犬ですね。
同じ絵ですが、それぞれの書き方を変えてみました!!!
猿→申、雉→酉、犬→戌。
この漢字何処かで見たことありませんか?
そう、干支です。お正月が過ぎて半年もすると『あれ??今年、何の干支だった??』となるあれですね。
ちなにに、今年は申年!!です!すっかり忘れてました。
はい、この干支を見ながら鬼がどこにいるか探してみますよー!!
鬼ってどこにいるの??
『鬼ヶ島』!!と言いたいところですが、
鬼がいるところ、それは『鬼門』です。
『鬼門』ってどこにあるのー??いう時にこの鬼ちゃんの見た目でわかります。
角があって、虎のパンツを履いてます。
12支の中で角があるのは、牛と龍。でもこの尖った角をもっているのは、牛さんですね。
そして、虎はそのまま虎を表しています。
スニーカーを履いてるのは特に意味はありません。無駄にコンバースにしてます。
つまり、牛と虎の間に『鬼門』があると言われています。
その反対方向が『裏鬼門」と言われているところなのですが、ここから時計周りに12支の仲間を集めると、申、酉、戌となります。この3匹がいる場所は『西』『秋』『白』『金』『桃』などいろいろと司る場所でもあるのです。これが陰陽五行説。
五行の思想は自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているというものでした。
五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があります。5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていたわけです。
ちょっと難しいのですが、実はちょっと奥が深い『ももたろう』のお話なんです。(しっかりしてる表はhttp://shiomi731.blog.jp/archives/24767159.htmlからお借りしました)
ということで、どんなお料理を出したかです。
はじまり🎶はじまり〜〜〜〜〜〜🎶🎶🎶
まずはももたろうが流れてくるところをイメージして、桃ではなくミニトマトを使った一品です。
トマトの中をくりぬいて、サーモン、お豆腐、のムースを詰めました。
ソースは玉ねぎのソース。
プチトマトの下に引いたのは、うずまきビーツ!!オイシックスさんから頂いたとっても美味しくて色合いの良いうずまきビーツを使いました!!
きびをたっぷりと混ぜ込んだおむすびです。
きび、白米、玄米、押し麦を使い、三つ葉を生姜を混ぜ込んだ手毬おむすび。
おむすびの上には豚角煮をのせました。
1個はそのまま食べてもらう為、そしてもう一つは次に出てくるスープに入れて食べてもらう為に作りました。
白虎ってなにさ??ってまずなると思います。
私たちは四神をいう動物の神様に守られていると風水的には言われていて。
北から時計周りに、玄武(北)、青龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)です。
平安京はこの四神によって守られていたと言われてます。白虎の方向つまり西を象徴する食べ物を選びました。
梅、ネギ、そして、雉。
雉の団子の入ったスープ味付けは梅干しを使いました。梅干しからの塩見とネギでさっぱりと!ここに前菜の黍たっぷりのおにぎりを入れて、楽しみ方に変化をつけました。
なにが邪気払いなの??コトレッタってなーに??
まずコトレッタはイタリア語で『カツレツ』の事です。ミラノ風カツレツとか聞いた事ありませんか??
そして、邪気払いとは、『桃』の事です。
桃は昔から
などなど。。。。
3月3日ひな祭りも桃の節句と言われていますが、桃を飾るのもこの邪気を払う力があるからみたいなんです。
古事記より
イザナギノミコトが、黄泉の国からの追っ手を振り切る際に桃を投げて撃退した事から桃には邪や魔を払う力があるとされています。
ということで、
桃をモッツァレラチーズとベーコンで巻いてカツレツにしてみました!!そこには、シナモンを効かせたマンゴーソースを!!
このネーミング、ただ使って見たかっただけです。でもしっかりとすももと桃を使ってます!!
四角いケーキのようなものはシチリアの郷土菓子カッサータです!
セミフレットとも言われてます。
メレンゲとリコッタチーズを合わせたところにカシューナッツ、すもも、チョコレート、をゴロゴロ入れて凍らせたものです。
このカッサータで使ったすももの皮と白ワインなどを煮詰めて作ったシロップとバラの精油を少し加えた桃を二日漬け込んだものを一緒にお出ししました。
お土産はきびだんご!!
帰る途中で家来をみつけてね!!という感じでお渡しいたしました。
美味しい桃と、素敵な物語、そしてももたろうの話を紐解いて7月のものがたり食堂は無事に終わりました。
美味しい桃の時期にこのストーリーができて本当に良かったと思っています。そして今回使った桃ですが、新潟の桃を使用しました。去年友人がお土産で持ってきてくれた桃があまりにも美味しくて!!桃のイメージだと、岡山だったり、山梨だったり、福島だったりですが、新潟の桃と緑の遊び畑という農家さんから送って頂いた、八幡白鳳 早生品種というもの!!上品な甘さがあり、果汁が多いのが特徴の桃は予想以上の美味しさでした!!!
美味しい食材と素敵なストーリがあるからこそ、楽しい時間をみなさまに提供できると思っています。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました!!
次回は9月16日金曜日 19時からPoRTALShibuyaにて開催致します。
ご予約の受付は追って告知致します。
どうぞお楽しみに!!
めでたしめでたし。。。。。。。。
今回のお気に入りの写真♡
こんにちは(^-^)
本当に久しぶりのブログ更新。
かき氷ばかり食べてないで、ブログも書かなきゃ忘れられそうですねw
先日、2ヶ月ぶりに『ものがたり食堂』を開催いたしました(^-^)
久しぶりすぎて、ドキドキ!!なぜなら半分以上の方が初めてものがたり食堂に参加される方だったからです。
ジャックのお家がとてもとても貧乏で、唯一飼っていた雌牛すらも売りに出さなければならなくなった所からお話始まります。
そんなエピソードからアミューズは一口モッツァレラを使った一品。
モッツァレラ、アイスプラント、ミニトマトをとてもシンプルに使いました。少ししょっぱいアイスプラントがアクセントになってくれたはずです🎶
ジャックが雌牛を売りに出かけるとで、途中であった男に見せてもらった豆にとても魅力を感じて雌牛と交換してしまいます。ジャックは良かれと思ってしたことなのに、お母さんはとっても怒ってしまい、交換してきた豆を外に投げ捨ててしまいました。次の日…..ジャックが拾ってきた豆は魔法の豆で、天まで伸びて雲より高く伸びていました。
そんな不思議な豆の前菜はこちら
ながーくさやになっているのは、モロッコインゲン。その中にはそら豆、グリーンピース、マイクロトマト、ブロッコリーを詰め込みました。ペルー産のホワイトアスパラと北海道産のホタテのマリネを添え、ドレッシングは自家製のアイオリソースです。
何がどう『おはよう』なの??という感じですが、ご用意したのはエッグスタンド!!
こちらだけをお出しして、目の前に転がっていた玉子を乗っけてもらいました。
お絵描きに使ったのは食用ペンでクッキーなどに手軽にメッセージを書くのに使えるものなのです(^-^)
エッグスタンドにおいてもらい、、、、、周りをナイフでコンコンコンコンと叩いてから開けると中から半熟の玉子が顔を出します!!
ここに溢れんばかりのカラスミをたーっぷりかけてトーストしたパンをつけて食べたり、もちろんそのまますくって食べても美味しいのです🎶
雲の上のお城には巨人が住んでいて、その巨人は金貨たくさん持ち、金の玉子を生む雌鶏などを飼っていました!!
そんな金の玉子をイメージして、イタリア産のカラスミをたっぷり玉子にかけて食べる少しリッチな朝食をイメージした一品をご用意いたしました。
メインは2種類のアフリカ料理!!
カメルーンのエビシチューカマロエスとケニアに暖かいポテトサラダイリオをアレンジしたものをご用意しました。
エビのシチューにはイカ、アサリを加えて魚介の香りたっぷり!!
そして、ポテトサラダには枝豆をたーっぷり入れた一品。これだけ食べると素朴な味ですがシチューと一緒に食べるととっても美味しくなるんです!!
あれ??なんでアフリカ料理なの??
と思った方もいるかもしれませんね。。。
この『ジャックと豆の木』というお話、なんだけ変なお話だとおもいませんか??
何もしてない巨人のお城でいろいろなものを盗み、盗んだもので裕福に暮らし、それがバレてしまい怒った巨人を最後にはやっつけてしまう。。。。。
どう考えても理不尽なお話なんですね。
『ジャックと豆の木』はイギリス植民地時代のお話なのです。
『ジャック』という名前は日本でいう『太郎』、アメリカの『ジョン』と似ていて、イギリス人男性を表す名前『ジャック』で。
イギリスの国旗は『ユニオンジャック』 だったりしますね。
雲の上のお城や巨人はアフリカ大陸とアフリカ人を表していて、新しい土地を見つけては支配して、その土地のものを自分たちのものにしてしまい、さらに儲けていく。。。。。そんな酷いお話を可愛らしく、オブラートに包んでできたお話が『ジャックと豆の木』と言われています。
巨人の住んでいる雲の上のお城で出てきたら嬉しいデザートを作りました。
コーヒーゼリー、タピオカ、ホイップ、ホワイトチョコのプレート、綿あめ、ホオズキのチョコレートかけ
バリバリ崩しながら、コーヒーの苦さや綿あめの甘さ、ホオズキの酸味などなどを味わっていってもらえるデザートになりました(^-^)
今回のお土産はチョコレートとナッツのスコーンをご用意いたしました!!今回写真を撮り忘れてしまいw
すみません。。。。。
最後は皆さんで記念撮影!!
実はこうやってお客様と写真を撮るのは初めてだったので嬉しかったです!!
次回は初めての日本物語『ももたろう』です!!!
どうぞお楽しみに!!